えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

忘れさられた、三つの『ジェイソン・ボーン』

ここでは題名を恣意的に表記します。[敬称略]

ここでは『ジェイソン・ボーン』で思い出した事を書きます。
 
ポスター画像


監督のダグ・リーマン、ポールグリーン・グラス両者の名を知らしめ、主演のマット・デイモンをアクションスターへと押し上げたジェイソン・ボーン シリーズ だが、原作はアメリカではベストセラー作家だったロバート・ラドラムが創出したヒーローだ。

ロバート・ラドラム - Wikipedia 
ジェイソン・ボーン - Wikipedia

ジェイソン・ボーンの魅力は「記憶を無くした最強の暗殺者」だが、そのアイディアを基にした作品を思い出して書いておきます

 

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ネタバレ有?:単純に『怒り』をミステリーだけで見る。

ここでは題名を恣意的に表記します。[加筆有][敬称略]

ここでは映画『怒り』について書きます。
 
怒り : 作品情報 - 映画.com 

『怒り』は現代社会のマイノリティーに生きる人々のドラマで。感想は「けっこう満足した」。だけどドラマとしてのタイトルだけが不満で、何とかならなかったのかと考えていたのだけれど同じ考え人もいたらしくて、

怒り~沖縄問題とLGBTごった煮されても - 佐藤秀の徒然幻視録

やっぱり「そうだろうと」


そこで、ここではドラマではなくミステリーの視点で『怒り』について自分の考えを書いてみたい。特にあの「怒り」の文字の考えも書きたい。あの文字はミステリーの視点でこそ納得いくものだから。


  ==== まず……

ヒントその一:序盤で北見と何条の両刑事が犯人の部屋でみた一面の罵倒、嘲笑を書いた文字を一面に貼り付けられている様で、犯人と一緒にいた時間が短かったのは、千葉の愛子、東京の優馬、沖縄の辰哉の誰々だったか?

ヒントその二:テレビの公開捜査等々に映る整形後予想図をみて犯人を疑った人物は千葉の愛子(と洋平)、東京の優馬、沖縄の泉(と辰哉)、誰々だったか?

それを知っていればおのずと「犯人は誰か?」はクライマックスまでには解るようにはなってはいる。

「あいつがそうだったのかと」


そして壁に大きくかかれた「怒り」とは何か?

それは真犯人が殺人をする動機でもあるのだが、それも取調室での何条刑事と早川のやりとりから推測ができる。
 
それは被害者が犯人に対して優しい行為をしたから。そしてレイプ未遂までいった少女を救えず傍観してしまったから、つまり……

自分の無力さ惨めさを実感してしまったから。


それがあの殺人の動機であり、後半のあの大暴れの正体であり、あの「怒り」の意味でもある。




 

お爺さんこそが『スーサイド・スクワッド』を観るべきだと思うんだ!

ここでは題名名称を恣意的に表記します。[敬称略]

ちょこっとだけ『スーサイド・スクワッド』について書きます。


 
スーサイド・スクワッド : 作品情報 - 映画.com 

君の名は。』を見知らぬ中年男性と並んでみた -- おそらくその時の観客のほとんどが男女 -- 自分から言わせてもらえば「若者ではなくお爺さんこそが『スーサイド・スクワッド』を観るべきだ」を主張してみたいと思う。もちろんアメコミの映画化だし、お客様層も同傾向のMCUの『デッドプール』の路線を狙っていて、どこをどうみても若者向けなのでお爺さん層には一見不向きに見えるだろうが、この映画の本質はいまは忘れ去られた「世の裏街道を生きる人々を」描いているからだ。

つまり……

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9.11と映画『マーシャル・ロー』の思い出話

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

映画『マーシャル・ロー』の話をします。
 
マーシャル・ロー : 作品情報 - 映画.com 


注:記憶に頼って書いているので鵜呑みにしないで下さい。

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