えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

キチジローをよく見ていれば『沈黙-サイレンス-』はよく解ります

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][誤字脱字修正有]

 


映画『沈黙-サイレンス-』アメリカ版予告編 

 

スコセッシ監督渾身の力作!が『沈黙』の感想だが、正直、自分にはこの映画を受け取る感覚にはなれなかった。遠藤周作の原作はずっと前に読んだきりで忘却の彼方だし篠田正浩監督のは観ていないから。ここでは素直に自分のこの作品に対する見立てととまどいだけを書いておきたいと思う。

 

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ここから先はネタバレになります。映画を見ていない方にはおススメできません。

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『ザ・コンサルタント』は、ほっこりバイオレンスアクションです

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] [加筆修正有]

 


映画『ザ・コンサルタント』予告編 

 

大藪春彦というよりも小池一夫だったよ『ザ・コンサルタント』は。

そして信じられないかもしれないが観終わった後に心が少し温かい感じになります。

ここではその「ほっこり」を二つ書いてみます。

 

 

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ここからはネタバレの部分になります映画を観ていない方にはおススメはできません。

 

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『ドント・ブリーズ』に映る「荒涼」

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][加筆有]

 


DON'T BREATHE - Official Trailer (HD) 

 

www.imdb.com

 

シリアスな『ホーム・アローン』か、それとも『パニック・ルーム』か?と思いきや中盤から『悪魔のいけにえ』並みのホラーに転じてゆくのが『ドント・ブリーズ』だ。そして観終わった後の感触はまさしくサイコサスペンスでもショッカー映画でもなくまさしくホラー映画なのだと感じてしまう。

 

そう、 『ドント・ブリーズ』はホラーだ。そして古めかしいゴシックの香りを放っている。

 

古めかしいと書いたのは、『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』のような近代的建築物や街並みでホラーをやるのではなく、誰もが寄り付かない土地にある寂れた大屋敷という舞台で繰り広げられるホラーの事だ。コレもここに入る。

 

しかし、『ドント・ブリーズ』に纏うその古めかしさは、現在のアメリカの社会状況が生み出したものでもあるのだ。

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『ポッピンQ』実は『千と千尋の神隠し』とほぼぼ同じ

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


劇場アニメ『ポッピンQ』予告映像 

 

ヘンに癖が強いからか、それともエンドロール後の衝撃(?)が強すぎてなのか『ポッピンQ』評判が芳しくない。しかし、個人的にはこれを残念作としてはみてはいない。たしかに惜しいところはあるし、『どれみ』や『プリキュア』のお約束を知らないと楽しめないだろうし、それにここではそれらのファンが求める「かわいさ」「かっこよさ」の二つが抑え気味なので、どこを見所にしてよいのかが分からないからだ。

 

しかし、描かれているのは野心的だ。何故ならこの映画はアニメにしては珍しく愛を使わずに自立を描いたストーリーだからだ。

 

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