えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

『ソードアート・オンライン』の主人公キリトはどうして素敵なのかをオジサンに向けて書く

ここでは題名と名称を恣意的に表記します[敬称略][加筆修正有]

 


「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」PV 第2弾

 

最初にお断りしておくと『ソードアート・オンライン』(以下、『SOA』)はテレビアニメだけで原作は読んだことがない、いわゆるニワカである。これを踏まえて、あえて『劇場版SAO』と『SAO』について自分が感じている魅力を書きます。

 

『劇場版SAO』は今までのVR(仮想現実)ではなくAR(拡張現実)を題材にすることで日常を非日常として表現してなどの工夫をしてファンだけではなく一見さんにもそれなりに楽しめる印象だ。少なくとも何かのRPGゲームをやった人にはそれなりに楽しめそうではある。

 

そしてファンにとってこのアイディアは『SAO』の原点を思い起こさせる仕掛けにもなっている。

 

そしてそれは自分が『SAO』シリーズに感じている魅力でもある。

 

『SAO』シリーズの本質が任侠モノである。という事がである。

  

ここからはネタバレになります。観ていない方にはおススメできません。

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『サバイバルファミリー』を若者に向けて語る

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


「サバイバルファミリー」予告 

 

まず告白すると、どうしてかは自分でも分からないが矢口史靖監督の映画が苦手だ。だから『サバイバルファミリー』SF風でなければ劇場で観なかったかもしれない。

 

 

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eizatuki.hatenablog.com 

 

注:ここからはネタバレになります。映画を見ていない方にはおススメできません。

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『虐殺器官』から垣間見る伊藤計劃の「文法」

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


「虐殺器官」新PV 

早世のSF作家 伊藤計劃の『虐殺器官』を読むと著者がかなりの映画ファンだと感じる。『虐殺器官』だけでも『CURE』『ゼイリブ』の影響を感じ取ることができる。

 

ただ映画はドラマが原作よりも弱くなっておりラストの感動(衝撃)が弱くなっている。そこの問題は後述して、ここではPROJECT ITOH 伊藤計劃の最後の映画化『虐殺器官』 --実際にはこれが先だったらしいが、問題があって最後になったーー を基に『ハーモニー』『屍者の帝国』も含めて著者の長編三作を貫くテーマは何か?伊藤計劃の自分が感じた特徴を書いてみたいと思います。

 

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 ここからはネタバレになります。映画を観ていない方にはおススメできません。

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キチジローをよく見ていれば『沈黙-サイレンス-』はよく解ります

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][誤字脱字修正有]

 


映画『沈黙-サイレンス-』アメリカ版予告編 

 

スコセッシ監督渾身の力作!が『沈黙』の感想だが、正直、自分にはこの映画を受け取る感覚にはなれなかった。遠藤周作の原作はずっと前に読んだきりで忘却の彼方だし篠田正浩監督のは観ていないから。ここでは素直に自分のこの作品に対する見立てととまどいだけを書いておきたいと思う。

 

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ここから先はネタバレになります。映画を見ていない方にはおススメできません。

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