えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

『無限の住人』にちょっと足りないもの

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


映画『無限の住人』本予告【HD】2017年4月29日公開 

 

「“ぶった斬り” エンタティメント」で宣伝している『無限の住人』は時代劇というよりも日本映画草創期のチャンバラに近い印象。「一人の男を大人数で斬ったり斬られたの様を見て楽しむ」感覚。ぶっちゃけ『雄呂血』のイメージだ。

 

そして原作を挫折した自分の印象は「普通に面白い」。だから、グロイ表現が無ければOKなのだけれども、「イマイチ」の声もあるので、それに対する自分なりの考えを書いていきたいと思います。

 

だから、今回は重箱の隅をつつくモノになりますのでお許しください。

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『グレートウォール』を『初恋のきた道』で語ってみる。という暴挙をあえてやってみました

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


『グレートウォール』 "伝説の怪物が、ついに襲来" 本編映像  

 

『グレートウォール』、マット・デイモン主演だから万里の長城モノとはいってもPROMISE 無極』のような中華ファンタジーだと予想していたのだが、まさかの『仮面の忍者 赤影』系の大怪獣映画でした!

 

バトルシップ枠!」とか「中華版スターシップ・トゥルーパーズ!」とか公開後すてにトンデモ超大作に認定されつつある『グレートウォール』の監督はあのチャン・イーモウ。らしくない!と言いたくなるくらいに、この映画ではハリウッド大作映画の展開や演出が表に出て監督本来の雰囲気は見当たらない。

 

それでも「残り香」のようなものはある。色使いや音の使い方などは監督の持ち味が微かにあるし何より今度の怪獣がイーモウ監督らしさを残している。

 

ここでは同じイーモウ監督の『初恋のきた道』を使ってその部分を書いてみたいと思います。

 

 

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ここからはネタバレになります。映画を観ていない方にはおススメできません。

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『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『GHOST IN THE SHELL』が語る「幽霊」

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][加筆修正有]

 


『ゴースト・イン・ザ・シェル』 | ファースト・トレーラー 

 

『ゴースト・イン・ザ・シェル』。クライマックスにアレCGIを見せてくれれただけでも自分としては充分に満足はできたし、物語は『攻殻機動隊』入門といったつくりになっていて面白いので、どうこう言うつもりも無かったが制作会社に中国の会社が関わっているのをきっかけに、昔『GHOST IN THE SHELL』を観た後に感じたことを思い出したので、今回はそれに『ゴースト・イン・ザ・シェル』の部分をちょっと足して駄文を書いてみたいと……

 

これからは『ゴースト・イン・ザ・シェル』を『ゴースト』と記して、『GHOST IN THE SHELL』を『GHOST』として記します。

 

簡単にいうと『ゴースト』と『GHOST』で描かれる幽霊の違いと、本質としては共通しているのではないのか?のところの部分で自分が考えている(いたこと)ことを書いてみたいと考えます。そして今回は『GHOST』に幾分か冷たい書き方をします。

 

 

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『SING/シング』で、神の息吹きを食らいやがれ!!

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 


映画『SING/シング』 吹替版特別予告編 

 

『シング』は見た目にとは裏腹に渋い映画ではないのかと個人としてはそう思っている。いわゆる「市井モノ」だからかもしれないけども。

 

この映画ではダメキャラに夢見がちで現実を見ないコアラのバスタームーンとバツキャラに歌が上手いがゆえに自信過剰なネズミのマイクが出てくるが、その二人が感動するのはあるキャラの歌声。そしてご都合主義ととられかねないラストも含めて、今回はそこに着目して自分の考えを書いてみたい。

 

 

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