ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][加筆修正有]
Marvel 映画「スパイダーマン ホームカミング」日本版予告 第3弾 Another Cut Ver.
『スパイダーマン ホームカミング』はアベンジャーズとして認められたいピーター・パーカーことスパイダーマンの行動に一喜一憂できれば充分に楽しめる。これは「若者が成長する物語」だからだ。
しかし、個人的にはピーターよりも今回の敵役であるエイドリアン(バルチャー)に興味をもった。
SF映画の悪役は本来、AI(ロボット)、エイリアン(モンスター)、富豪(大企業)、犯罪ネットワーク(テロリスト)などだが、エイドリアンの設定は斬新だ。その悪行はきっかけも動機も誰もが共感できるモノだ。だから、ラストも、その落としどころもサム・ライミ監督版『スパイダーマン』や『シビル・ウォー』のように「苦い味」で終わるとばかり思っていたが、『ホームカミング』は違う。あざやかなのだ。それはあるトリッキーな仕掛けが功を奏している。そして、あの映画の設定を思い出した。
『アルマゲドン』より
実は最初はピーターと『アイアンマン』ことトニー・スタークとの疑似親子関係ではないかと予想していたが、今作ではその役割はエイドリアンが担う。前述したとおり、あのキャラと同じドラマが展開されるからだ。
今回はピーターとエイドリアンで感じた部分を自分なりに書いてみたいと思います。
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ここから先はネタバレになります。観ていない方にはおススメできません。
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