えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

<ネタバレ>『GODZILLA』を観る二つの要素とオマケ。

他の話題も無いので、今更ながら『GODZILLA』について書きます。

 
GODZILLA : 作品情報 - 映画.com


GODZILLA』は日本と日本人の杜撰な描写や米軍の撮影協力のせいか核兵器への批判が回りくどい等々、欠点もあるが。ゴジラが良ければ後は細けい事は……という映画である。



モナーク計画
monarch - Weblio辞書 英和和英 

計画の名称からゴジラは地球上の生物の頂点に君臨している ”王” である事が早々にわかる。つまり水爆でゴジラを殺すとういうのは ”神殺し” を示唆している。クライマックス前の芹沢博士の台詞はこれに繋がっている。



空母サラトガ
サラトガ (CV-3) - wikipedia

映画の公開前に最新艦は売却されたが、5代目のサラトガは水爆の実験で沈められている。それが映画で表れているのはゴジラと核との関係を暗に示しているメッセージである。



おまけ:サンフランシスコ

『桑港』(1963)からサンフランシスコはパニックとデザスター映画の地として定番になっている。
『タワーリングインフェルノ』(1974)『水爆と深海の怪物』(1955)『ザ・コア』(2003)などがあり映画ではサンフランシスコを舞台にした『鳥』(1963)を思わせる場面も出てくる。自由の女神が日本における東京タワーならゴールデンゲートブリッジはさしずめ大阪城といった所か。

 

人間ドラマが薄い批判があるが、それは
怪獣映画にとっては最大の誉め言葉である。


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