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えいざつき ~映画と世情と日常と~

主に映画の思い出について書きますが。基本は自分の思った事をつまり妄言を書きます。

<ネタバレ>『オデッセイ』を楽しく観る二つの要素

劇場公開 小ネタ
注:ここでは現在の知見より映画にそったかたちで展開します。[敬称略][間違いを見つけたので加筆修正しました]

『オデッセイ』を観ました。


オデッセイ : 作品情報 - 映画.com

出来としての映画は『ゼロ・グラビティ』 (2013) や『キャスト・アウェイ』 (2000) のサバイバル物ではないことは確か。なぜならこの種の映画に必要な「孤独」が描写されていないから。むしろこれは『月世界征服』 (1950) から『インターステラー』 (2014) までに連なる宇宙冒険談物だとブログ主はみました。そうしなければ、クライマックスでの「世界が彼の帰りを待っている」みたいな描写が成り立たないから。あと、重力 --それと気圧-- の描写が地球になったり火星になったりするのはこの手の映画では “お約束” みたいなもので笑って許してくださいとしか。

以下、気がついたことを書きます。



〇 サバイバル

不耕起栽培 - Wikipedia 
火星の土はアスパラガスがよく育つ、NASA発表 - AFPBB News 
野菜の日照条件 - ホームガーデン百科

火星で置いてけぼりをくらったワトニーが食料確保のためにジャガイモをつくるが、映画からみる限り、おそらく不耕起栽培による方法だろう。耕やさずに植物に糞尿と地球の土を混ぜた即席の肥料を一緒に埋める方法は乾燥した土では有効で、サラサラしている火星の土でも「アリ」と判断したのかもしれない。そして不耕起栽培の弱点は雑草と害虫の対策が難しいところだが、それも「ここは火星なんで大丈夫。それに長居するつもりはないから」の判断なのだろう。
そして太陽光が地球の約40%の火星で「作物が育つのか?」問題があるが、どうやらアスパラガスが生育できるからジャガイモも生育できる判断らしい。そして火星の大気圧は地球に比べれば無いのと同じなので、大気のジャマなしで太陽光が地上まで通りやすい、せいかも。しかし、だからこそ冒頭の嵐はそうとう変なのだけれども。


〇 脱出

スイングバイ - Wikipedia 
宇宙速度 - Wikipedia 

ワトニーを救助するためにNASAに逆らってまでもルイス船長たちがとる救出プランは「地球の引力を利用してスイングバイをする」だが、補給をするのならそれに入る前にしなければならない。 --映画では、まさしくそのような描写になっていた-- そして、それには大きな質量(荷物)を積んで第二宇宙速度に達する。おそろしく雑にいうと月に達するまでの。 推進力をもつロケットエンジンを持っていなければならない。そんな技術をもっているのはかつてのソ連、現在のロシアか、そして現在「持とうとしている」中国しかない。すくなくとも有人宇宙飛行技術が無い日本には「無理」だ。実現性が高いのはやはり中国だろう。
技術は筋肉と同じだ。鍛えなければ盛り上らないし、鍛え続けなければ衰えてしまう。宇宙開発は「やってきたものだけが勝利の果実を得ることができる」のが現実なのだ。つまり宇宙開発とは国家規模での「ヒャハー!」な世界なのである。


感想は……

すいません。二回観たけども、この映画まったく「わかりません」でした。「わからない」のは、この映画、実はミュージカルらしいだからです。ミュージカルってのはアレです『アナと雪の女王』や『心が叫びたがってるんだ。』のアレと同じで「本心を歌にのせて観ている人に表現する」というアレです。つまり『オデッセイ』での目の前にあるバカと感じるほどのボジティブさとバックに流れている歌の意味がよくわからないのでドラマとしての “奥行き” がどれくらいなのかが、まったく「わかりません」でした。権利の問題だろうけど字幕つけてほしかった。あと、あの組織がマスマス嫌になりました。それを除けばこの『オデッセイ』意外にもリドニー・スコット監督初のミュージカル映画でもありました。チャレンジャーなのかミーハーなのか……一ついえるのは彼は「ハリウッドの市川昆を命名しても良いのかもしれない」という気持ちだけです。









 
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