ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
ラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャフル』通称タマフルで「スピルバーグ総選挙」がおこなわれるのを知りました。
War Of The Worlds (2005) - Trailer
あの『宇宙戦争』で話題(日本で)なったのは、あの無敵のトライポッドを「大阪では倒したらしい」という噂の解釈をネットでは様々な説がでていたので、自分は「映画としてはこうだろ」を思い出したから。そのリンク ↓
同じ主張は作家の山本弘もしていました。そのリンク ↓
しかし、どうして東京などではなく大阪なのかが分かりませんでした。『火垂るの墓』なのかとも思ったのだけれども、これは舞台が神戸なので大阪とは関係なさそうだし。
それが、さっきのスピルバーグ総選挙で、ふいにスピルバーグ監督がゴジラファンでもあることを思い出して、 --なにしろ『宇宙戦争』ではトライポッドが丘からひょっこりと現れるシーンが『ゴジラ』が初登場したシーンに連想をさせたり、『ジュラシック・パーク』のティラノザウルスの登場シーンが見事なゴジラのリスペクトになっていたところからも分かるので。-- 「ああ、そうゆうことか『ゴジラの逆襲』か!」と納得したので、発作的にその考え(妄想)を書いてみたいと思います。
ここからは『宇宙戦争』と『ゴジラの逆襲』を観ていない方にはおススメできません。
【公式】「ゴジラの逆襲」予告 大阪を舞台にアンギラスと死闘を繰り広げるゴジラシリーズの第2作目。
『ゴジラの逆襲』は大ヒットした『ゴジラ』の続編で物語をざっくり言うと、大阪に現れたゴジラが新怪獣アンギラスと戦って大阪を壊滅した後に北海道の洋上(千島列島)に再び現れる。さて、どうなるか?だ。
ちなみに主役の二人は小泉博が演じる月岡と千秋実が演じる小林が職業としているのは魚群探査のパイロットという今ではあまりピンとこない職業なのだが、魚群探知機が無かった時代ならではなのかもしれない。その二人が空を飛ぶ設定からゴジラと関わるドラマになっている。
つづきをまたざっくり言うと、大阪を壊滅させたゴジラはその後行方がしれず、月岡と小林は本社が壊滅した大阪から北海道支社へ転勤となりそこで旧日本海軍の飛行機隊で現在では航空自衛隊の仲間と再会する。そしてそこで再びゴジラと遭遇する。
サスペンスとアクションのキモは前作でゴジラを倒したのは超兵器オキシジェントデストロイヤーだったが、『逆襲』ではその超兵器が使えないところだ。それでどうやってゴジラを撃退するのか?
結論からいうと、ある無人の小島に上陸したゴジラに向かって小林が突っかかるように飛んでいるうちにゴジラの白熱光でやられて雪山に激突。その時に起こった雪崩を見て月岡がゴジラを撃退する方法を考え出す。そして昔の戦友と共に自衛隊の戦闘機で雪山を爆撃して雪崩を起こしてゴジラを身動きができないほど雪の中へ封じ込める作戦だ。そしてそれは成功する。
早い話が、小林の命がけの行為が大阪を壊滅させたゴジラを倒した展開になってるのだ。『宇宙戦争』での大阪の云々はスピルバーグ監督がこの映画を観ていたからかもしれない。
発作的に書いたので、特に良い絞めの言葉もなく終わります。