えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

<ネタバレ>エージェント:ライアンを楽しく観る二つの要素

エージェント:ライアン』を観ました。

 
ウルフ・オブ・ウォールストリート : 作品情報 - 映画.com


理想的なアメリカンヒーローが活躍するクラシカルな作りの映画だが、舞台はハイテクと金融を背景にした現代である。
アイディアの元は9・11リーマン・ショックが同時に来たらどうなるかだが、その陰謀の背景がわかり難いので語ってみる。



ナポレオン戦争 - Wikipedia 

ナポレオン戦争とロスチャイルド家


映画でケネス・ブラナーが演じるチェレヴィンがナポレオン戦争を描いた絵画を語るシーンがあり(そして最後に落ちまでついて来るシーンがある)それを金融の歴史に詳しい人が観たら「ワールテーローの戦いとロスチャイルド」の挿話を思い出して伏線になっているのに気が付くかもしれない。(もっとも前者は“買い”で後者は“売り”の違いはある)

そしてその背景にはイラク戦争後のアメリカの事情がある。

世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃 - 江古田原・沼袋合戦

アメリカ財政は思っているよりも脆いのではないのか?と、いう不安があるのだ。


 
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