えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

<ネタバレ>『かぐや姫の物語』を楽しむための二つの要素

かぐや姫の物語』は終わりましたが、書いてみます。


かぐや姫の物語 : 作品情報 - 映画.com



浄土 - Wikipedia

現世 - Wikipedia 

最後にかぐや姫を向かいに来るのは如来に似ている、というより如来そのものといって良い。これはかぐや姫の住む世界が浄土の世界であることを示している。一言でいえば “あの世” である。反対に穢れのある現世は “この世” でべつの言い方をすれば仏教神道である。仏教は穢れを否定する世界で神道は穢れを肯定する社会だとイメージしても良い。

風の谷のナウシカ - Wikipedia 

アニメではなく漫画版の方である。腐海
住む世界を “浄化” させる方法が自分達を排除することを知ったナウシカがある決断をする。これがかぐや姫の最後の台詞とまったく同じなのだ。高畑監督はイメージを削る作風に対して宮崎監督はイメージをテンコ盛る作風で対照的だが根本は同じだといえるだろう。


 

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