えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

<ネタバレ>『アントマン』のアレを少しだけ考えてみる

アントマン』はユーモアあふれるアクション映画でした。

 

映画でハンク・ピムが言っていた「原子レベルに縮むと元に戻れなくなる」問題について少し考えてみました。ちなみにアントマンになる仕組みはこの際考えないことにします。


どうして「原子レベルまで縮むと元に戻れない」のか? まぁそれをやっちゃうと「何でもアリ」になってしまうので作劇上まずいのはわかるが、無理矢理に考えてみるとそれなりの説明はできる。恐ろしく簡単にいうと「原子レベルまで縮むとアントマンを構成する情報が原子レベルだと他とわからなくなってしまう」しまうから。

ド・ブロイ波(ド・ブロイは)とは - コトバンク 
量子力学・ド・ブロイ波 - EMANの物理学 

物理学でいう情報とは恐ろしく簡単にいえば量だ。

質量(重量)と力学で計られるその時の量の状態が情報だ。その情報を再現できなければ「元に戻れる」保証がえられないから、正確に情報を再現できるのかどうかをハンク・ピムが「かなり難しい」という考えで、あのセリフになったのだろう。方程式で書かれる=(イコール)とは右と左がまったく同じ情報と確証であるから。だから、それがあやふやだと再現は難しくなる。

ちなみに量子論では、量子状態の量の情報はきちんと再現できる。

シュレディンガー方程式とは - はてなキーワード

量子論では量を再現するには実数に虚数を加えた複素数という概念が必要だけど、虚数は実数に比べて、まだ「それほど使いこなされて」いないためにその信用が保証されているわけではないから「元に戻れなくなる」発言になったのかと。


映画では主人公のスコットの娘を想う気持ちが、縮み行くスコットを「元に戻した」ことになっているから。もしも縮みはじめたら「誰かを強烈に想う」ことで元に戻ることができるかも……


てきとーなことをいって終わります!





 

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