2015年ノーベル物理学賞の受賞にニュートリノ振動の研究が受賞しました!
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前回の受賞が「ニュートリノがある」なら今回の受賞は「ニュートリノ振動のプロセス」をはっきりさせたのが受賞の理由だろう。 さらにつけ加えると素粒子でのニュートリノの「定義が明確になった」ことでもある。その分悩ましい課題もできたけど。
これで自分が思い出したのは『首都消失』 (1987)
謎の雲が首都圏を覆って日本全土がブラックアウト。その状況をシミュレーションした小説の映画化である。まあ、映画は正直褒められた出来ではないのだけれども……。
映画ではぼんやりとしか描かれていなかったが、原作だと、その雲ができた原因がどうやらニュートリノらしい。描写されていた場面を状況としてあげると。
A:首都圏は雲で覆われて海もふくめて完全に遮断されている。
B:雲の中は空洞で -いわゆるアンコのない饅頭- 人も生存している。
C:雲の上空では放射線や荷電粒子が荒れ狂ってはいるが、側面はそうではない。
以上の状況をもと自分の推測という名の大妄想なのだが、これはどうやらニュートリノ振動を使ったレーザーのようなものが雲の正体ではないのかと考えた。
レーザーとは雑にいえば量子内での電子が移動する際に放つ電磁波(光)は確率的でコントロールできないとされていた存在を、コントロールする技術で、それによって同じ波をいくつか発してそれを重ね合わせることで人にビームとして見えるハッキリとした形にする事で通信や医療などに利用されている。
つまり、ニュートリノの凄まじく激しい干渉縞(同じ波の干渉が重なり合っている状態)があの雲の正体かもしれない。そうでなければA、B、Cの要素を満たす状況は難しいから。
そして、それはニュートリノが振動していないと成り立たない。なぜならニュートリノは「他と相互作用しない」のが特徴で遮断する力はないから、遮断させるにはニュートリノが「人間が知らない何かと相互作用をしている可能性」があるニュートリノ振動があの雲を出現させる条件としては必要だ。
ちなみに原作では “それらしい” 箇所がある。
そして、映画での電磁気砲なんてヘンな解決方法なんて出てもこない。
でも、「ニュートリノを振動させるそれは何ですか?」と問われれば、自分には「わかりません」と答えるしかないけど。だってあくまでも「かもね」の話だから。
そんな妄想をしました。