えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

ネタバレ有:オレの見立てた『グランドフィナーレ』

ここでは題名を恣意的に表記します[敬称略]

『グランドフィナーレ』について書きます。
 
グランドフィナーレ : 作品情報 - 映画.com 

原題が “Youth” で「若者」を意味するので実は邦題の『グランドフィナーレ』では内容を反映していないのだが、映画を観るかぎりさすがに邦題サギ呼ばわりするのはさすがに酷すぎるんじゃないのかと思うくらいにこの映画「単純にして複雑」なので感想としては「普通に面白い」のだが、ここでは自分が「どう観たか」について書きます。

   
オーチャード オーケストラピット / Hiroyuki Tsuruno


結論からいえば……

仕事=セックス 

さらにつけ加えれば……

仕事=射精

ではないかとみている。

劇中でバリンジャーとボイルが小便について会話するシーンがあるが、いきおいについてバリンジャーのそれはあきらかに「射精」のそれだし、クライマックス前のボイルに現われる女性たちは “仕事という名のセックス” をしてきたボイルの性遍歴そのものだし、ボイルの最後の仕事を断ったブレンダは「腹情死をしたいボイルの相手を断った」意味だととれる。

それと元サッカー選手だったらしい男がテニスボールでリフティングをしている妄想やロボットの演技で人気者になったジミーが次の役作りで苦悩するのは「うまく射精できない」からだとみている。とくにジミーは「世界でもっとも忌み嫌われている男」を演じなければならないから。

話を戻すとバリジャーが妻のために作曲したシンプル・ソングは「妻とのセックス」を意味してるといってもよい。だから、あれほど拒んだ。

そして妻らしき老婆に会いに行ったバリンジャーはラストでシンプル・ソングを演奏をするという事は……

盛大に射精している。

訳だ。


この記事を締めるいい文章がどうしても捻りだせなかったので、このまま終わります。






 

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