ここでは題名を恣意的に表記します。[敬称略]
唐突ですが『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』を紹介します。
スーパーマリオ 魔界帝国の女神 : 作品情報 - 映画.com
想像どおり、リオ五輪の閉会式を観てしまったからです。
リオ五輪閉会式に安倍首相がマリオに扮して登場、土管で地球の「内核通り大臣」に。2020年東京をPR - engadget 日本語版
実はファミコンのスーパマリオ・ブラザーズをプレイしたことはあるもののクリアはできずにいるので、マリオといえばこの映画になります。
この映画は「ハリウッドで大金をかけた日本のコンテンツが映画化」なので本来なら盛り上がるはずが、同時期に公開されたのが、あの『ジュラシック・パーク』で話題はそっちにもって行かれて映画評論家の杉浦孝昭が『ジュラシック・パーク』が観れなかったときのセカンドチョイスとしておススメしていたのを憶えています。
印象としては当時ではあまり期待していなかった分「面白かった」のですが、今観直すと目が肥えたせいか「ちょっとツライ」になっていました。 しかし、つまらないというには憎め無い所もあるのです。何しろこの映画、自分の好きなボブ・ホスキンス、ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパーが共演しているからです。オッサン好きにはたまらない映画でもあります。
ボブ・ホスキンス『モナリザ』で日本でも名が知られて『ジュラッシク・パーク』の前哨戦といわれるアニメと実写の合成で知られている『ロジャー・ラビット』でハリウッドスターになってのこの映画であり、ジョン・レグイザモはこの映画ではじめて知りました。そしてデニス・ホッパー、『イージー・ライダー』の監督でもあるホッパーです。
『イージー・ライダー』を観ると以外にも丁寧に撮っているので、「どうしてこれが問題作なのか?」の疑問もわくのですが、それは「当時として」の感覚であり、それが画期的だったのでしょう。
本題に戻って、この映画の観方としてゲームプレイの感覚で観ると「拍子抜け」します。何しろゲームの設定を一々説明して展開している感じなので、むしろ白ける可能性もあります。
そしてくりかえしますが、CGIを観慣れた人にはかなりツライ映画です。なにしろ特殊効果は特殊メイクアップと光学合成を駆使しているものの新しいものはなく、心に残る描写も映像美もありません、しかし思い出しちゃたので書いておきました。