ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
平山夢明の小説を映画化。怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった孤独なオオバカナコが行き着いた先は、元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」だった。そこは殺し屋専門の店で、ボンベロに買われウェイトレスとしてカナコは働くことに。ひと癖もふた癖もある殺し屋の接客とボンベロとの交流をしてゆくうちに二人の感情は変化してゆく。
蜷川実花監督
オレはー、ここの(ブログの)王だ。
文字の一字一句が俺に従う!
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おしまい。
と、云うわけにもいかないか。-- ちなみに原作は未読。
でもコレ、外側はオシャレに見映えは良いけどけど中味がスカスカなのよ。
そして、表向きは変わり種ノワールモノに見えるけども本質はキラキラ系青春恋愛ドラマなんだから。
念のために云っておくと、キラキラ系青春恋愛だから中味がスカスカなのではなくて……
ヒロインとメインイケメンの両者が惹かれあう理由が見つけきれなかったのよ!
そのくせ……
最初は反発するヒロインとメインイケメン(元殺し屋)。
すぐにヒロインが好きなるサブイケメン(でも殺し屋)。
ヒロインになつくメインイケメンのペット(やっぱり殺し屋)。
もちろん、冷やかしの女性達もいる。
のキラキラ系青春恋愛のテンプレートはそろっているので、何か感動した気はするけどね。でも本質がソレだから、これ以上ドラマに奥行きがないのよ。キラキラ系青春恋愛でも(共感できるかは別として)そこは描いているのも多くあるのに、コレにはないのよ。感じないのよ!
そして、この映画のオシャレ感は映像ガイ・リッチー監督風の映像じゃなくての舞台演出風になっているの。
それなら舞台空間の設定と演じる俳優のポテンシャルを引き出す演出をすべきなのに、蜷川監督のやっているのはセッティングだけなんだから。おかげで場数を踏んでいる藤原竜也が孤軍奮闘する結果になっているのよ。ハッキリいって藤原竜也がいなければ失敗作に転落していたかもしれないのよ。
そうゆう意味で、この映画の殊勲賞は藤原竜也なのよ。まぁ、舞台でいう座長だから当然なのだけれども……
おしまい。
おまけ:この映画実は結構に有名俳優が奇天烈なファッションで出演しているので、当てっこクイズの趣向はあるだけども、その最大の見せ場は井出らっきょが演じる蜷川幸雄というギャグ。これはかつて宇崎竜童が演じた所ジョージ『下落合焼とりムービー』 並のインパクトがあったことは伝えておく(オッサンな締め)。
映画『Diner ダイナー』本予告【HD】2019年7月5日(金)公開

映画『Diner ダイナー』Original Soundtrack
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