ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
良く映画やテレビや小説などのブログでネタバレ厳禁があるが、自分は気にしないでサクサクと読む。拙い経験から言えば、感動はディテールにこそ存在するのであって表面として語られる物語には無いとまで考えている。
だから自分は良く物語とドラマを別けて書く事が多い。物語とは観客を迷わせない道標として設けているのに対して、ドラマはディテールと密接に関係しているからだ。
つまらないやつはネタバレしようがしまいが、どちらにしてもつまらない。
つまり、人々は物語に感動しているのでは無くてディテールの豊富さに感動している。さえ考えている。極端な事を言えば物語がヘロヘロのシナシナでもディテールが豊富であれば、ちゃんと最後まで観れる。これも経験から得た。
もっともディテールとは何か?問われたら、それをストレートに答えることは正直にいってできない。それはカメラワークであったり、美術であったり、演技であったり、音楽であったり、それらが複合的な要素で絡み合って出来上がったスタイルという名でひとくくりにされているからだ。
もっとも、自分も一応は分別をもつ社会人なので、ネタバレを嫌う人がいるのは理解しているので、それを尊重する。
また、若い頃はそうでもなかったが、年を取ると濃い味よりも薄味を好むように、ディテールが足りない、全く無い作品でも許容できるようになった。だから物語やドラマではなくて皆んなでムーブメント乗るために映画を観る人々が存在するのも承知している。そしてそんな作品をディテールの無さから批判として語るのは野暮な行為だとも考えている。お祭りなら神輿は皆んなで担げる軽い方が良いに決まっているからだ。
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