ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
今日のポエム
俺の精神が0点。
映画とはポエムです!ポエムとは映画でもあります。それでは大いにポエムちゃいましょう!
そして、今回は
『がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』
キーワードは。
これは映画!
今回はネタバレはスレスレ。
『がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』を観てきたから映画ファン向けのレヴューをサクッとするぞ。この映画を簡単に説明すると……(画像はimdb)
『プライベート・ライアン』でのオハマ・ビーチの戦いを見せられている感じです!(個人の感覚です)
実は、メインの映画を観る前にちょっと時間が空いていたので、ネットで話題になっていたのでスタッフを調べたら「脚本 浦沢義雄」で納得。浦沢義雄といえば東映特撮のギャグ路線を支えた一人でシュールな笑いを得意とする脚本家なのでこれもシュールギャグが炸裂しているのだろうなと予想してメインまでの時間つぶしとして観たのだが……
映画を舐めていた。
テレビの構成は基本は、OP → CM → 本編 → CM → ED なので、つまり、CMという中休みがあるのだが、映画にはそれが無い。
しかも、映画は座席から離れる事ができない。
ルドヴィコ療法か!(画像はimdb)
(個人の感覚です)
でもまあ、ここまでなら -- 何せ担々麺が腕をブンブンと振り回して汁を飛ばしただけで自我が生まれる!-- いつもの浦沢脚本なのだが、今作は狂気の度合いが強すぎる。
考えるに、理由はふたつ。まず、滝沢脚本のシュールさをさらなる加速をさせているのは石田秀範監督の過剰な演出だ。例えば冒頭でただラーメンを食べるだけなのに妙なスローモーションが掛かるし。(画像はimdb)
マトリックスか!(個人の感覚です)
そしてシュールなギャグを休む間もなく、波状攻撃として釣瓶うちに描写してくるので通常の感覚が麻痺してくるのだ。その連続に脳が追い付いてこないため感情が昇華されない。
また、二つ目はアナログの質感ではなくてデジタルカメラで撮影されたクリアな映像が相乗効果をもたらして作品のシュールさを狂気へと加速させてどうかさせていると見るしかない。つまり浦沢脚本はアナログよりデジタルでこそその本領を発揮するのだ。
これが1時間なら、元に戻るの大変だっただろうが、幸いにも30分もないのでダメージはそれほどでもない。
でも、その影響で後に観たメインはそんなに面白く感じなかったけど(どさくさ)。
映画も観る順番が大事な事を再確認した一日なのであった。
劇場で鑑賞。
ロボコン流“汁なしタンタンメン”の作り方! 衝撃の「がんばれいわ!!ロボコン」本編映像公開