えいざつき ~映画ポエマーの戯言~

映画批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

映画 えんとつ町のプペル

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 

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www.imdb.com

 

 

今日のポエム

…… …… ……

 

映画とはポエムです!ポエムとは映画でもあります。それでは大いにポエムちゃいましょう!

 

 

そして、キーワードは。

 

面倒だなこりゃ!

 

今回はネタバレ有りの戸惑いモード。

 

注意:今回はクライマックスの説明とアイディアの中心であるえんとつ町の秘密に触れていますので、本作を観ていなお方はご遠慮下さい。

 

本作についてまつわるアレヤコレヤは今回は書かない。それを最初に宣言した上での感想は二つだ。(原作は未読)

 

これは、子供に見せる事ができないな。

 

と、

 

面倒くさいな、これは。

 

だ。

 

物語は、えんとつからの煙で空が見えない架空の街でえんとつ掃除で足が不自由な母と日々を生きている子供の主人公のルビッチが、ハロウィンの夜にゴミで作られた何かと友だちになる。プペルと名付けられたそれと仲良くなってゆくルビッチ。そこでルビッチはプペルに、今はいない父のブルーノがかつて語っていた「あの煙の向こうに輝く星の世界がある」と打ち明けルビッチもそれを信じている。と自分の気持ちを告白する。

 

やがて、ある事をきっかけにルビッチとプペルは仲がすれ違ってしまうが、父を知る人物からこの街が誕生した秘密を聞かされる。

 

実は、かつてはお金を巡って醜い争いをしていた世界を何とかしようと、ある男が「いつまでもお金があるから、人は争いを続けるのだから、ある時間がきたら無くなってしまう、腐る金を作れば、そうした事は起こらなくなる」と考えて、腐るお金を発明して、その考えどおり争いは収まったが、それをよく思わない人々が、男を罰し、再びお金を巡って争いが起きる世の中に戻ってしまった。

 

ところが、その男の息子が、父の意思を継いで、それを支持する者達と共に別の土地を見つけて移住して街を作った。そしてその存在を隠すために、えんとつを作り、煙を出す事で、お金が好きな社会から隠れる環境にする事で外からの干渉を受けずに、かなりの年月が過ぎてしまった。

 

そんな状況で、仲直りしたルビッチとプペルは、ある事をして、町の煙を吹き飛ばして、満天の星空を見た人々と腐るお金を発明した男の子孫こと現在の国王が、えんとつからの煙を出すのを中止して町に澄み渡った光景が表れてハッピーエンドで終る。

 

つまり、父を信じ、「星空を見たい!」と信じて、それを行動に移したルビッチの心が通じたのであり、感動的な終わりなのだが、その時の自分の感情は……

 

なんじゃコリャ?

 

煙が無くなった町は、お金で争いを続ける世界にいきなり放り出されたからだ。

 

それはまるで、狼の群れの中に突然に羊の群れが現れたようなものだ。

 

これが、独白か字幕で「かつて、お金のために争っていた世界は、その愚かさを自ら反省して欲望を抑える社会を築いていました」みたいな説明か、

 

または、

 

「こんな事になって、これからが大変だけど、なんとかなるだろう」みたいな台詞とか、

 

でもあれば、それなりに理解もしたけど、そんなのはぜーんぜーん無い!

 

なんじゃコリャ?

 

この、『蒼穹のファフナー』や『三体』みたいな世界は何?

 

ここ、映画ファンにはチンプンカンプンだろうが、アニメ&SFファンならこのニュアンスは分かるはず。

 

それに後味が、『キノの旅』とか『魔女の旅々』みたいな、この意味深な終わり方は何⁉

 

ここ、映画ファンにチンプンカンプンだろうが、アニメ&ライトノベルファンならこのニュ(以下、省略)

 

なんじゃコリャ?

 

だから、この異常な終わり方は考えるに二つしかない。

 

A:脚本の練り込み不足。

B:意図としてあえてそうした。

 

の、どちらかだ。

 

Aはそのままなので語る必要は無いが、問題はBだ。もしBならば、

 

夢をあきらめないことと金儲けで強欲になる事とを同じ基準で語っていることしかならない。

 

つまり、この二つを尊い事として語っているにしかならない。

 

なんじゃこれは?

  

いや、設定とか原作者が伝えたいことはそうゆう事ではないんです。とか言うな!

 

映画に描かれなければ、それは無い事と同じだ。

 

だから、その通りにそれを受け取るしかない。

 

そうでなければ、またAに戻るだけだ。

 

もちろん、これが大人に向けて語られているのなら、それはそれでもいい。ただ、分別をわきまえている大人ならともかく、それが未成熟な低年齢層には向かないのは確かだ。物語は感動的で映像の技術は優れているから、ただ眺めているだけでも楽しいので、それを意識だろうが、無意識だろうが、どちらにせよ記憶に残り人格の形成にかかわる可能性があるからだ。それは暴力やポルノよりも厄介なものかもしれない。

 

だから、面倒だし、子供に見せることなどできない、というのが自分の考えだ。

 

劇場で鑑賞。

 


『映画 えんとつ町のプぺル』予告1【12月25日公開】

 

 

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