ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
マディソンは、あるときから目の前で殺人を目撃するという悪夢を見るようになる。超人的な能力で次々と犠牲者を殺めていく漆黒の殺人鬼による夢の中の殺人事件が、ついに現実世界でも起きてしまう。人が殺されるたびに、殺人現場を疑似体験するようになったマディソンに魔の手が忍び寄る。
シネマトゥデイより引用
映画とはポエムです!ポエムとは映画でもあります。それでは大いにポエムちゃいましょう!
今日のポエム
イマジネーションスタンピード!
今回はネタバレなしの超絶賛解説モード。
今年ナンバーワン!
すまん樹海村!(個人的懺悔)
しかし、そうせざる得ない!
そして今回は、その超面白さをネタバレなしで語らなければならない。謎の使命感にかられている。
もちろん、みんなに観てほしいからさ!
PG18+だけとな!
それでは本作をネタバレなしで簡単に説明すると……
暗黒大盛りフルーツパフェみたいな。
どれくらい大盛りかというと、ホラー、ショッカー、スリラー、サスペンス、バイオレンス、アクション、グロテスク、ユーモア、眼鏡っ娘、親子愛、姉妹愛がすべてが乗っている。という信じられない出来上がり。
そんな1時間51分!
111分!(大切な事なので二回)
でも、本心を告白すれば、1回目を観た時は、何が行われているか理解できずに、ただ茫然としていただけ。
2回目で、コイツはスゲー。
しかし、実は新しいアイディアや要素とかは無くて、本作を撮ったジェーム・ワン監督が観て来たのであろう、ホラーやスリラーなどの作品群を現代でも通用するように仕立て直し上げたといえる。
これこそ、リ・イマジネーション!
わかったか〇ートン!(どさくさ)
それでは、どれだけリ・イマジネーションしているのかと言うと……
デ・パルマのアレとカーペンターのアレとアルジェントのアレとライミのアレとサンホのアレとダアンのアレなどその他モロモロのてんこ盛り。
アレアレって分からない。って言うな!一つでも具体名を出すと感動が失せるんや。
それが、2時間以内に治まっているという異常。
111分!(禁忌の三回目)
その濃密さを、ワン監督は見事にやってのけている。それはさながら、演奏の指揮者というよりもF1ドライバーによる巧みなハンドルさばきを見ているかの様だ。シフトレバーによるギアチェンジまでがハッキリと感覚で体感できる。
この作品も多分シリーズになるだろうし、影響された作品も出て来るのだろうけども、設定とドラマは模倣できても、そのイマジネーションによる演出と感覚は絶対にコピーできない。つまり唯一無二だ。
自分が、唯一無二だと言ったら、それは最大級の褒め言葉だぞ!
ジェームズ・ワン。ワイスピ、そしてDCと、ホラーから離れてゆくかと思いきや、それらを取り入れてとんでもないパワーアップをして古巣に帰ってきた感。
とまぁ、今回はネタバレ無しでこの面白さを伝えるという我ながら無謀な試みをしたが、そこまでして多く人々にこの作品を観てもらいたいからだ
本作は映画のメインストリームには語られないだろうが、映画史に残る一作なのは確実。
だから、できる限り多く人々に観てほしい。
最後に、自分がワン監督のスタイルについて書いた記事を便乗して貼っておきます。
劇場で鑑賞。