ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

注意:今回は核心に迫る内容について語りますので観ていない方には読まない事をお勧めいたします。

夜ふかしして来たぞ。
観たのは白昼だけどな。
面白かったです!
さて、内容は妻に先出されて落ち目の深夜のトークショーの司会者が起死回生としてハロウィンの夜本物の悪魔を呼び出してサアどうなる?な流れだ。
俳優も監督もまったく知らん、主役の方は『ザ・スーサイド・スクワッド』(2021)に出ていたらしいが覚えていない!
さて、本作では二つのアル作品の要素が入っている。それは『ネットワーク』(1976)という作品と『エンゼルハート』(1987)の2作品。

『ネットワーク』はイカれているが、カリスマ司会者としてテレビに祭り上げられた男と彼を取り巻く人々の顛末をブラックなコメディとして描いているが、その最後が本作の主人公とほぼ同じ。
『エンゼル・ハート』はある不気味な男から人捜しの依頼を受けた探偵がソレを調べてゆくうちに、その人物が依頼人の目が届かぬようにブードゥー教を使ってある事に使ったのが判るが、その設定が本作の主人公とほぼ同じ。
本作の趣向は、かつて放送されていたが史上最悪の放送事故という設定で、ウソドキュメンタリー・フェイクドキュメンタリーまたはモキュメンタリーと呼ばれる形式をとってはいるが、実は古典的なゴーストストーリー・怪談になっている。
怪談というホラーはスプラッターのような関係のないものが不条理にアクション的に襲われる体ではなく、ちゃんと怪異が暴れる理由を体として持っている。

早い話、本質はお化け屋敷と同じ。
−− ちなみに本物の悪魔憑きなら小切手を支払うマジシャンが登場するが、このキャラのモデルはどう見ても1970年代から2000年代までサイキック・超能力を批判し続けたジェームズ・ランディがモデルでソイツが劇中がIFSIPと呼称するという組織はアイザック・アジモフやカール・セーガンなども名が入っていたというCSICOPという組織がモデル。
だから、エドガー・アラン・ポーの『アッシャー家の崩壊』と同じ様に序盤から怪異をゆる~く流してクライマックスで一気にドドーンとやるという古典的な手法が放送事故という設定でリフレッシュされている。

まさに、ファイトいっぱっーつつ!な作品。
劇場で鑑賞。
監督・脚本・編集:コリン・ケアンズ キャメロン・ケアンズ
製作:マット・ゴボニ アダム・ホワイト ジョン・モロイ ロイ・リー スティーブン・シュナイダー デレク・ドーチー
製作総指揮:ベン・ロス ラミ・ヤシン デビッド・ダストマルチャン ジョエル・アンダーソン ジュリー・ライアン
撮影:マシュー・テンプル
美術衣装:ステフ・フック
音楽:グレン・リチャーズ:オテロ・ストルフォ
データと画像は映画.comより

