ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]


大変良かったです。
とは言うものの本作については知識はほぼない。
だから、今回もサラっと終わらせたい。
内容は、はじめて歌手としてノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランの半生を1965年7月のニューポートフェスティバルに向けて彼の苦悩と葛藤を描く流れになっている。
いわゆるフォーク・ロック誕生話。
一応、作中でウディ・ガスリーとジョー・バエズでつないでいるので、アメリカ人にとってのフォークロア(民間伝承)が疎い自分にも直感として分かる展開にはなってはいる。
でも興味深いのは、ココでのデュランは従来のフォークサウンドに社会的メッセージをのせて世に出たが、本人にとってはそれは苦悩となり、やがて自分なりのサウンドを模索す件であって、歌詞だけではダメだってところ。
絵画やマンガでいえば、自分なりのタッチを身につけるみたいなモノ。
表現者・アーティストに関わらず仕事人としての人は三種あって、
◯オリジナルな形を作る芸術家・クリエイター。
◯生み出された形を極める職人・エンジニア。
◯世にある様々な形組み合わせて使い勝手が良いのを提示する運用者・インテグレーター。
が存在する。てのが自分の持論だが、本作ではボブ・ディランという芸術家誕生の瞬間を描く。
描くが、監督のマンゴールドはそれをことさらに感動と強調せすに、音楽だけでなく画調も駆使しながらアノ時代の雰囲気パッケージして、まるで一陣の風が吹くかのごとくにやる。

それはまるで、ひとつのフォークソングを奏でるかの様にだ。
劇場で鑑賞。
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド ジェイ・コックス
撮影:フェドン・パパマイケル
美術フランソワ・オデュイ
編集:アンドリュー・バックランド スコット・モリス
音楽プロデューサー:ニック・バクスター
音楽監修:スティーブン・ギジッキ
(データと画像は映画.comより)

