えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

最近観た『ジュラシック・ワールド 復活の大地』

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

ひさびさに劇場公開された映画について書く。

 

ポスター画像

 

楽しかったよ!

 

どのくらいかというと、新作鬼滅を観に来たのに満員でしかたなくコレして愚図っていたお子様が終わる頃には明るい顔になるくらいの出来にはなっていました。

 

内容は……無いよー!

 

正直、最初はドン引きした。このシリーズというかサーガというかフランチャイズのお約束「ザルすぎるセキュリティとシステムダウン」がのっけからはじまるのだけも、それがスナック菓子!

 

多分、トランスフォーマーの牛乳に勝ったな。

 

そして、前回からの設定がいきなり畳み込まれて元の木阿弥状態に。

 

軍隊VS恐竜軍団みたいなのが見たかったアタイの気持ちはどこに持ってゆけばいいいのよ!

 

とまぁ、こんな感じで気分が萎えていたので、コレまたお約束の「プロの足を引っ張る素人」が登場してもそれほど気にもせず。

 

大体、その道のプロが恐竜のDNAを採取する理由づけ自体に今回リアリティが無いしな。

 

でも、やはりそこは腐ってもギャレス・エドワーズ、恐竜の魅せ方は巧くて、アヤツ等が登場しはじめると右肩上がりで面白くなってゆく。

 

そして、ギャレス・エドワーズ作品と言えば「インテリな匂いのするオタク」が自分見立てだが、今回のギャレスはどうやら、かつてのスピルバーグの『ジュラシック・パーク』に敬意を表しつつ、はじめて観る子供たちに楽しんでもらえるためにインテリ方は抑え&我のこもったメッセージとかは入れずにひたすら職人として徹しているっぽい。

 

そうだとすれば、仕切り直しは上手くいったというべきだろう。前回の設定を変えてたので濃いジュラパファンがちょいと物足りなくなる内容にはなっても、いちげんさんは置いてけぼりになることはない。

 

みんな、非日常が体験したいだけであってメッセージとかを読み取りたいわけではないからな。

 

恐竜だぞ!恐竜。

 

だから今回は確かにマニアックではなく薄みで、ソノ代わりに体感アトラクションとしての作品にはなっていてその手札は豊富飽きさせない。

 

しかし、そこはギャレス。インテリは抑え気味でもオタクの方はじんわりとにじみ出ていて、例えば恐竜DNAサンプル回収チームの主なキャラ立てが……

 

 

なんだか、『BLACK LAGOON』ぽい。

 

あ、『BLACK LAGOON』というのは、日本のマンガ家である広江礼威によるクライムアクションコミックで、簡単な内容は、悪党しかいない某所で改造を施したボートで公にできない仕事をする者たちを描いているのだが、どうもソレがダブる。

 

ーー ちなみにアニメ化もされていて監督が『この世界の片隅に』の片渕須直真逆やん!

 

流石、ギャレス!

 

その恐竜DNAサンプル回収チームの行動とは別に、いわゆる非プロの一般人チームがジュラパフィールドに足を踏み入れてしまうのだが、その中で、一見頼りなさそうで嫌われキャラかと思いきや、実は勇気も胆力もある若者が出てくるのだが、コレってジャパニーズラブコメコミックにおける典型的な男性キャラなので、前作ほどにないにしろ今回もギャレス日本贔屓がさり気に光っている。

 

この二層構造で物語が転ぶので、内容がなく薄みで、コアなファンは物足りない気分がありつつもソコソコ楽しめるし、薄い&いちげんさんに充分満足できる結果なった。

 

ぶっちゃけドラマというよりゲーム感覚。

 

画像10

 

そして単純にギャレスの手腕を堪能できる。

 

とにかく、今回の仕切り直しは成功なのだろう。前回の続きが見たかった自分にはチト寂しいけども。(しつこい)

 

劇場で鑑賞。

 

監督:ギャレス・エドワーズ
製作:フランク・マーシャル パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ デニス・L・スチュワート ジム・スペンサー
キャラクター創造:マイケル・クライトン
脚本:デビッド・コープ
撮影:ジョン・マシソン
美術:ジェームズ・クライン
編集:ジャベツ・オルセン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ

(画像とデータは映画.com)

 

 

 

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