ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

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今年からは映画の感想はサクッと書いて終わらせたいので、試しの一発目。
てっゆーか、今年最初の映画はじめがこの作品。
そんでもって、今回も3Dではなく、2Dの通常版。
世間的には「物語(展開)が前と同じで進展していないじゃないか!」な批判があるそうだけども、自分としては「これは、ちょっとめんどくさいな」と鑑賞後の印象。
先住民が地球軍との戦いを勝つには先住民どおしの連帯が不可欠で、それにはどうしたってカリスマな指導者が必要になるが、本作ではそれを否定的に描いている。
そう、初登場のアヤツのこと。

彼女を登場させることで、カリスマ性のある指導者を否定している。
代わりに何があてがわれたかといえば、早い話が「ファミリー」だ。
ここでの「ファミリー」とは必ずしも血が繋がっている意味ではなく、心が繋がっていることを示している。これは、地球人のスパイダーと絡みでさり気なく描かれている。
だから、本作では「ファミリー」と切り離されたクオリッチが弱者という立場になっている。
なので、ジェイクとファミリーの団結の軸をとおして先住民等の連帯を説くという展開をやっていて作劇としてはアクロバティックだ。
キャメロンとしては、よほど『ターミネーター』におけるジョン・コナーという設定に後悔しているのかも、とは感じた。
それと、カリスマ性を持ったトンデモない人物がリーダーとして一部から持ち上げられている現実もあるからだろう。
そうゆう、ナラティブ(類型)な語りに頼らない結果3時間15分という長い上映時間に。
しかし、良くぞ耐えた我が膀胱、エライ!(もはやお約束)
あと今回、世界観の構築に参考にしたであろうインディアン戦争とガイア仮説と新・旧聖書の雰囲気がチラホラ見えるところがあって、偶然なのかそれとも意図としてなのかが分からないが、この手の題材としては政治的中道路線で煮え切らないところもあるし、悪く言えば、所詮はリアリティの無い「綺麗事」として評価される可能性が大きい。
まぁ、キャメロン等にとってはリアル世界でもない架空世界にあえて理想としてソレをやったのかもしれないが。
もちろん、映像技術としては見所満載なのでコレだけでも満足度は高い。
劇場で鑑賞。
製作:ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン リック・ジャッファ アマンダ・シルバー
撮影:ラッセル・カーペンター
美術:ディラン・コール ベン・プロクター
衣装:デボラ・L・スコット
編集:スティーブン・E・リブキン ニコラス・デ・トス ジョン・ルフーア ジェイソン・ゴーディオ ジェームズ・キャメロン
音楽:サイモン・フラングレン
データと画像は映画.com


