えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

最近観た:『ラスト・サバイバー』

お題「ゆっくり見たい映画」

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 

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ポスター画像

 

注意:今回は作品の根幹にかかわる言及は避けますが、純粋に楽しみたい方には読まない事をお勧めいたします。

 

内容は、謎のウィルスパンデミックにより人類の大半がいなくなって数年後、文明が崩壊した世界の生き残りで、元整備士で妻を失ったヒッグは愛犬のジャスパーと共にセスナ機を使い廃墟の中から使える物資を探し出して、同じ生き残りの再洗礼派キリスト教共同体のコミュニティに物資や手伝いをして、武装している元軍人のバングリー家の近くで寝泊まりをしていたが、ある日バングリーの食料を強奪しようと襲いかかってきた武装した若者にジャスパーが殺されたことをきっかけに、以前から無線に聞こえていた、コロラド州グランドジャンクションへと旅をする決意をする……という展開。

 

面白いかといえば、そうでもない。

 

楽しいかといえば、そうでもない。

 

しかし、好きなのである。

 

大好き!

 

とはいえ、本作は批判されていらしいが、ソレは理解できる。ポストアポカリプス(終末後世界)の線で見てしまうと、コノ手の話は散々やられているし、クライマックスのアヤツらを引き立てるためなのだとは思うが、"MADMAX2The Road Warrior"なヒャッハーな奴らとか、"28 Years Later: The Bone Temple"なサイコパスな奴らとかどこかで見た事があるモノだし、刺激&新鮮な要素はほぼない。

 

しかしながら……。

 

美しかった。

 

崩壊した都市も雲がかかる峰々も等しく美しい。

 

「魂を揺さぶる」というよりも「染み入る」みたいな。

 

その感覚は、日本人好みの「もののあはれ」。

 

そしてそれは主人公の内面とリンクしている。

 

なので、スペクタクルな魅力よりもナイーブなところに近い。

 

だから、本作は終末を題材にしているとはいえ、ドラマはミニマルであり、後味は『青い鳥』や『オズの魔法使い』などの童話に近い。

 

アヤツらを見てそう言えるんかい!なツッコミには自信をもって「ハイそうですが、何か?」と返答する。

 

画像1

 

しかしリド爺さん、あんな繊細な演出ができるんだな。と感心していたが、やはりおさえきれなかったのか、アクティブな爺さんを二人も置きやがった。

 

アレは、リド爺さんの分身だろうな(苦笑)。

 

その分身の一人が、ラストでギターを弾くのが「暴力よりも……」なのだろうな。

 

劇場で鑑賞。

 

監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット マイケル・プラス マーク・L・スミス クリフ・ロバーツ
原作:ピーター・ヘラー
脚本:マーク・L・スミス
撮影:エリック・メッサーシュミット
編集:サム・レスティボ クレア・シンプソン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

データと画像は映画.com

 

 

 

 

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