えいざつき ~映画ポエマーの戯言~

映画批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』ネタバレ無しのヨーソローな批判

お題「最近見た映画」

ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]

 

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www.lovelive-anime.jp

 

アニメ『ラブライブ!』プロジェクトの新作として作品から生まれたアイドルユニット「Aqours(アクア)」を描いた「ラブライブ!サンシャイン!!」の劇場版。スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」で優勝を果たした高海千歌ら「Aqours」だったが、3年生も卒業して、廃校となった母校を離れ新たな学校に編入するも、元の学校での業績を認めてもらえなかった。そこでAqoursのメンバーは認めてもらうべく「ラブライブ」での実績を披露するが失敗。卒業していった3人の存在を痛感しながらも残されたメンバーは新たなAqoursを模索する。

 

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宇宙よりも遠い場所というテレビアニメがある。略称『よりもい』だ。2018年12月、ニューヨーク・タイムズ紙においてThe Best TV Shows of 2018(2018年 最も優れたテレビ番組)の海外番組部門の10作品のひとつに選出されたアニメだ。

 

『よりもい』の物語は十代の女の子が宇宙よりも遠い場所にある南極大陸を目指す物語であり、主人公のキマリこと玉木マリが同学年であり、南極行きへのきっかけを作る小淵沢報瀬(こびちがわ しらせ)とヒョンなことで知り合った三宅日向(みやけ ひなた)、そして芸能人であり想像でそれまでは雲を掴むような話でしかなかった計画が実行される道筋を作った白石結月(しらいし ゆづき)の4人で南極へ向かい、その道中で織りなすヒューマンドラマだ。「感動した!」というよりも「しみじみと良い」感触が残るアニメである。

 

……で、なんで『ラブライブ!サンシャイン!!』の話をしないのかというと……

 

ごめん。自分が思っていた以上にダメだったわ。これ!

 

それは後述するとして。『よりもい』と『サンシャイン!!』の共通する部分はある。脚本が花田十輝だというところだ。花田十輝はベテランだけあって代表作も数多いが、その特徴は美少女人情喜劇だ。

 

美少女は見れば分かるとして、人情喜劇とは別の言い方だと新喜劇だが、要約すると「笑わせて笑わせて最後にスッと泣かす(感動)」させるのが人情喜劇だ。吉本新喜劇 の懐かしでいうなら「大阪名物パチパチパンチ」、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」、「ア〜メマ!」 などの笑いが、繰り出された後にチョットだけ泣かせ(感動)させて終わるアレだ。

 

『サンシャイン!!』だと「がんばルビィ!」、「ずら」、「リトルデーモン……堕天の力」などの笑い(あるいは萌え)を繰り出してチョットだけ泣かす(感動)のが花田脚本の特徴だ。それは強いテーマとか構成の妙とかではなく話運びの良さで決まる。花田はそんな作品を多く書き得意としている。逆にいえば強いテーマや構成の妙を必要とする作品はすべて微妙な出来だ。

 

それとは別にして『サンシャイン!!』では、人情喜劇(新喜劇)でやってはいけないことをやっている。泣かし処が三つもあるのよ。3年生・Saint Snow・新たなAqours、と。だから映画というよりも三つOVAを連続で見せられている感じで、観終わった感動がすごく弱い。

 

『よりもい』は各話ごとの泣かし処が効いたのは、次週までの間があったからこそだが、100分程度の映画でも、それが繋がっている時は、泣かし処はひとつにしないといけないでしょう。人情喜劇の泣かし処はひとつで充分ですよ!

 

ラブライブ!The School Idol Movieはひとつだったのに。軽く死んだ。

 


「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」劇場本予告(60秒ver.)

  

  

 

 

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