えいざつき ~元映画ブログだったポエマーの戯言~

批評というよりも、それで思い出した事を書きます。そして妄想が暴走してポエムになります。

『アベンジャーズ』に成れないアメリカンヒーロー。ベスト3

注:ここではアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を新作『アベンジャーズ』として記します。



新作『アベンジャーズ』は中継ぎ感あふれる作品でした。

かつて予算をかけたわりにはヒットと評価が微妙なヒーロー映画を思い出してみました。


フラッシュ・ゴードン (1980)

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モノクロ映画出身のヒーロー映画。 当時の大物
映画プロデューサーであるディノ・デ・ラウレンティスが『スター・ウォーズ』 (1977) からのSF映画ブームにあやかってつくった。プロダクション・デザイン&衣装は『サテリコン』 (1969) 『カサノバ』 (1976) などでフェリーニの映画を担当(自分的には『カリギュラ』)しているダニロ・ドナティと音楽のクィーンのせいか、いつものハリウッド映画とちょっと印象がかわっている。印象としては『フィフス・エレメント』 (1997) に近いかんじ。そのゴージャス感は結局はキッチュ止まりでしかないのが残念な作品。まさか『テッド』 (2012) で再会するとは!


ロケッティア (1991) 

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第二次世界大戦が目前を時代にしたアメリカン・コミックス出身のヒーロー映画。簡単にいえば「主人公のクリフが空を飛んで活躍する」だけの映画である。狙いとしては作品当時の娯楽の雰囲気を演出しているんじゃないかと今にしては考えているが、公開当時の自分にはあたりまえにもそれがわかるはずもなく、そして、他の人々もそう思っていたらしく、微妙な評価&成果に。だから、ヒーローの活躍よりもヒロイン役のジェニファー・コネリーと悪役のティモシー・ダルトンばかりが印象にのこっている。
 

『シャドー』 (1994)
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ラジオドラマ出身のヒーロー映画。ちなみに声はあのオーソン・ウェルズ第一次世界大戦後のアメリカを舞台にシャドーの能力を使って主人公のラモントがチンギス・カンの末裔であるシワン・カーンと新型爆弾をめぐって戦う、お話。観ていると『バットマン』はこれを参考にしたんじゃないかと思われるフシがかなりあるが、闇に溶け込むシャドーという能力のせいかプロダクション・デザインと衣装が黒すぎて「何がおきているか」が分かりにくいという「困った」感がハンパない映画でもある。


新作『アベンジャーズ』は……

ハルクバスター

ですべて赦しました。

[参照&広告リンク]
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シャドー - wikipedia




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