ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
今回は超簡単に終わらせる。
重いわ~
みんな重厚な作品だと褒め称えるけど、確かに……
重いわ~
でも、正直10年後も語り継がれる作品ではないと思う!(キッパリ)
あ、47年後まで語り継がれる作品にはならないと思う……(微妙に軌道修正)
だってさ、『未知との遭遇』と『スターウォーズ』が47年前なんだぜ。(逆切れ)
でも、本作は骨の髄までヴィルヌーヴの作品にはなった。そしてアイツは本当にガチファンタシーは撮れない。
なぜなら、『影武者』のときも書いてけど、本作はフォルマリズム・形式主義で描かれているからだ。フォルマリズムとは内容を掘り下げることはしないで記号化することで美、すなわち感動を導く手法。
こうなったのは、前作の反省を踏まえつつ、おそらくは非西欧世界飛び込むことで英雄になる単純な貴種流離譚にしない展開にしつつ、さらにスペクタクルなシーンも入れなければいけなかったのにも関わらず、神視点ではなく地を這う人の視点でしかドラマが撮れないヴィルヌーブ監督の感性にそった、まさしく「か細い道」な選択だったのだろう。
蓮〇重〇なら、大した話でもないのに勿体ぶりよって、とか言いそう。(暴言)
だからやっぱり、ココでもメカとかモンスターとかのガジェットが魅力的になれない。
というかなる訳がない。
代わりにプッシュされたのは、シャラメ演じるポールの葛藤と前作と同じように、やっぱり砂。
総括:本前後編はシャラメと砂を愛でる作品だ。
シネマ・エクスプリメント!(皆忘れているみたいだから)
劇場で鑑賞。
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
製作:メアリー・ペアレント ケイル・ボイター パトリック・マコーミック タニヤ・ラポワンテ ドゥニ・ビルヌーブ
製作総指揮:ジョシュア・グローデ ジョン・スパイツ トーマス・タル ハーバート・W・ゲインズ ブライアン・ハーバート バイロン・メリット キム・ハーバート リチャード・P・ルビンスタイン ジョン・ハリソン
原作:フランク・ハーバート
脚本:ドゥニ・ビルヌーブ ジョン・スパイツ
撮影:グレイグ・フレイザー
美術:パトリス・バーメット
衣装:ジャクリーン・ウェスト
編集:ジョー・ウォーカー
音楽:ハンス・ジマー
映画.comより引用