ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
「あんな写真機なんてあるか!それに等身大で映すのならあれでもまだ小さいし、あったとしても焦点距離にはほど遠いし肝心な感光させる板なんてあるわけが無いだろう」と突っ込んではいけない。だって黒沢清監督だから。
こちらもお願いします。
レヴューというよりも『ダゲレオタイプの女』で思ったことを書きます。
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ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][加筆修正有]
大傑作! と自分が書かなくても出てくるレヴューは多くが絶賛モードのオンパレードなので全然問題はないが、それとは別に舞台設定から、そしてこの映画を持ち上げるあまり「反対に観ない」気分の人 --個人的には自分にもあるーー にも観てもらうにはどうしたらいいのか?それ位にこの映画は観る人を選ばず間口が開いからだ。そして自分にいるもったいないオバケが観てもらうように囁くのもあって、だから今回はそれを踏まえておススメを書いてみる。
注:ネタバレの部分は空白にしているので、反転して読んでください。
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ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
『七人の侍』について思うところを書いてみたいと思います。
午前十時の映画祭7 「七人の侍」4Kデジタルリマスター版上映記念トークショー
日本どころか世界中に名を知られている名作だし、語りつくされている感もあるので今さらレヴューなんておこがましいので本当に個人的な気持ちだけです。
今回の4Kデジタルリマスター版は2回観たのだけど、最初は妙な違和感を感じたので少し調べてみたらすぐに違和感の正体は分かった。自分は90年に公開されたのを観ていたのだがそれは1954年(昭和24年)では無かったこと。そしてこの気持ちをTogetterまとめにまとめた。
荒島晃宏は映写技術者として書籍も著している。
映画館のまわし者 ある映写技術者のつぶやき (SCREEN新書)
自分が『七人の侍』を観た90年のリバイバル版は実は1954年に公開されたソレではなかった。自分はてっきり画質と音声だけが手を加えられていたものだと思っていたから。それではあの時に自分が感動したのは何だったのか?
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