注:ここでは固有名詞を統一性を与えずに恣意的な表記をします。お許しください。[敬称略]
外国映画
『マッドマックス』『ジュラシック・パーク』『ミッション・インポッシブル』『 ターミネーター』『ナポレオン・ソロ』『007』『スター・ウォーズ』『ロッキー』何十年ぶりの続編。リブート。原典回帰。
オッサンの年だっだ。
40、50代のオッサンの財布を狙い撃ち。オリジナルの『キングスマン』マーベルの『アントマン』でさえオッサン狙いだ。
それに今年のアクションは若手&中堅を蹴散らしてトム・クルーズ。 コリン・ファース。キアヌ・リーヴス。みんなオッサン。スタローンなんてジーサンじゃないか。子育てが一息ついたから「狙ってんじゃ」と思うくらいに。オッサンだった。
アクションではないけれど、デ・ニーロもその存在を印象づけた。モーガンはやっぱりモーガンだったけど。
だけどマーケティングだけでオッサンの心は動かない。オッサンは伊達に年をとってはいない。だからリブートのアレは心が動かなかった。のだから。
もうひとつは『怒りのデス・ロード』
面白さの基準が『怒りのデス・ロード』ハードルとしては高いが、アレを観た後ではしかたがない。しばらくはこの基準がデフォルトとして使用されるのだろう。
日本映画
そんなに変わっていないのかも。
アニメは相変わらず強いし、テレビ局主導の「映画化」がシネコンで上映される。
ティーンを狙った映画もあいかわらずの中、ベストセラー映画『ビリギャル』がわずかに他の人でも観れるのが、ちょこっと良かった。
シネコン大人向けだと、是枝祐和と原田眞人監督無双状態。硬軟とりそろえての作品で存在を印象づけた。
アイドル映画のはずの『幕が上がる』が良い演技をしたアイドルと素晴らしい演技をした女優がいるにもかかわらず演出が台無しにするというありえないものを観てしまい、むしろアニメの『ラブライブ!』『心が叫びたがってるんだ。』の方がアイドル映画として正しいつくりをしていて二次元強し!をますます進めた。
松竹は「オタクで儲けて社会派をつくる」スタンスで。東映は過去の資産運用中。東宝はかわらず殿様商売だ。
ベスト1は『野火』かな。と思っていたら、最後に『恋人たち』が現われて妙なパニックにおちいり。
ワーストはアレかと思いきや、ここでも最後にまさかのアレが、しかもダークホースで現われて、またビックリして。
観れなかった映画。観るのを怖気づいた映画もありました。
そんな一年でした。
ちなみにブログ主は「根がねじれて」いるので、2015年ベスト10は2016年の2月に書きたいと思います。
ここでは根をまっすぐに戻して。
来年が皆様にとって良い一年でありますように。