ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
実はかつてこうゆう記事を書いたことがあって……
かつて「スターログ 日本語版」(1981-2) と言う雑誌でスター・ウォーズ全ストーリーがスクープされていたのを知っているだろうか?
題名が「独占スクープ SW極秘草稿入手全9作完訳! 慌てず騒がないで下さい スター・ウォーズ・サーガの全貌」と書かれていて、極秘ルートで手に入れたあくまでも「草稿」 と念を押されていたが、自分が昔、古本屋でこれをみつけたときは「凄いのを見つけた」感でいっぱいだったのを覚えている。
まぁ、実はこれはウソなんですけどね。スターログはエイプリルジョークとしてウソ企画モノをたまに掲載せていんだけども、これもその趣向なのである。それを、かつてエピソードⅦの内容だけを紹介したことがありまして……
なのだけれども……
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すっかり、続きを書くのを忘れていた。
いや、『フォースの覚醒』、『最後のジェダイ』、『スカイウォーカーの夜明け』の公開順にあわせて出してゆこうと考えていたのに、今の今までスッカリスッキリ忘れていたわ。
というわけで、今回は「いつ書くの?今でしょ!」の精神でいまさら&いきなりだが、ウソ幻のSWエピソードⅧ&Ⅸの内容を書きます。意味などありません。
これは自分に対するケジメです。
前置きしておくと、微妙に話が違っているのはこの特集が1981年だから。つまり1980年『帝国の逆襲』の後、1983年の『ジェダイの帰還』の前だから。
エピソードⅧ
巨大なフォースをもつフーランがルークの側について勢いにのった反乱軍の反撃は辺境から帝国の中心へと迫りつつあった中、帝国軍はデス・スターをしのぐ要塞惑星クリスタル・スターの建造していた。ルーク達を悩ませたのが、帝国正規軍ではなく、帝国に雇われたバウンティ・ハンターや奇怪なエイリアンで構成されたゲリラ部隊だった。
ルークの主力部隊が戦果をあげたとき、その軌道上に現れたのはクリスタル・スター。敵味方の区別がつかない戦闘の中、フーラン、ハン、チューイのミレニアム・ファルコンはトラクター・ビームに吸い込まれてしまう。フーランを守りながら要塞をさまようハンが出くわしたのはボロボロになったダース・ベイダー!ハンは切り殺されてフーランはベイダーにつれ去られてしまった。
クリスタル・スターの影響で、いたるところに巨大な穴があいた惑星に飛ばされたルークとR2-D2はそこの住人で凶暴なグライダー人間の攻撃を受けるが、R2-D2の活躍でからくもそれを脱することができるのであった。
エピソードⅨ
危機を脱したルークとランド達はフーランの奪回を目指して帝国の首都惑星キンバーへと向かう。そのキンバーでは皇帝とベイダーのダークフォースの力でフーランが再び眠りについていた。
キンバーへのハイパー・ドライブから抜けたルーク達が出くわしたのは超古代の戦士たち。それが突如として宇宙船内に現れ戦闘を開始した。ルーク達も必死に反撃するが、倒しても数の減らない戦士にしだいに追い詰められてゆく。しかし、R2-D2がそれらを幻だと判断。ルークのフォースでそれを追い払うと戦っていた戦士は反乱軍の同士であった。同士討ちさせるために皇帝がしかけた罠だったのだ。仕掛けが見破られたのを知ったベイダーは帝国軍の宇宙艦隊発進を命じる。
幾重に厚く激しい帝国軍の攻撃をくぐりぬけたルークはキンバーに帰投する戦艦にまぎれてキンバーに侵入することができるが、そこの大広間で皇帝に出会う。そこは皇帝の玉座だったのだ。皇帝のダークフォースはルークを凌駕するもので、ルークは太刀打ちができないでいると、眠っているフーランが現われて皇帝が、その命と引き換えに降伏を呼びかけるがルークはそれを拒否してしまったためにフーランは殺されてしまう。その時、恐怖と怒りと憎しみに満たされたルークに恐るべき力が発動してキンバーをめぐる惑星が軌道をみだして突っ込んで皇帝は死に、ルークは気を失う。敗北を悟ったベイダーはいずこともなく消え去るのであった。
ルークが気が付くとそこにランド、R2-D2、C3-PO、そしてフーランの姿も。殺されたと思われたのは皇帝が作ったクローンだったのだ。反乱軍は勝利を収めた。しかし、ルークの起こしたことは宇宙の秩序を乱して時空構造を歪めてしまった苦すぎる勝利だった。そこに新たな宇宙が誕生するかも知れない予感を感じながら……。
レイとカイロ・レンは?フィンとボーは?BB-8はどこなの?ベイダー復活してんの?それよりフーランって誰?!
聞くな!分からん!!
他人が書いたでっち上げを解説する能力など、まったく持ってなどいない!
だいいち、フーランのイメージ画が、どう見てもエドガー・ライス・バローズ作『火星シリーズ』で日本版イラストを描いていた武部本一郎のデジャー・ソリスとそっくり、というよりも流用なのだから。何だコリャ⁉だ。
とは言うものの、どうやら当時のオタク・サブカル雑誌はこんな感じだったらしく、こういったお遊び企画が結構あったらしい。あくまでも個人的な主観だけど……。
ちなみに全9話だから、もちろんエピソードⅠからⅢまでの話もでっち上げている。だけれども、これ以上は書く気力も無い。この記事の閲覧数が1000を超えたら考え直して続きを書くけども……。
かくしてスター・ウォーズウソエピソードシリーズ、これにて一巻の終了!
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