ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
ストーリー
オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した。この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる。スタッフ
監督スティーブン・ケイプル・Jr.
製作ドン・マーフィ トム・デサント ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ マイケル・ベイ マーク・バーラディアン ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮スティーブン・スピルバーグ ブライアン・ゴールドナー デビッド・エリソン ダナ・ゴールドバーグ ドン・グレンジャー ブライアン・オリバー ブラッドリー・J・フィッシャー バレリ・アン
原案ジョビー・ハロルド
脚本ジョビー・ハロルド ダニエル・メテイヤー ジョシュ・ピーターズ エリック・ホーバー ジョン・ホーバー
撮影エンリケ・シャディアック
美術ショーン・ハワース
衣装キアラ・ウェイリー
編集ジョエル・ネグロン ウィリアム・ゴールドバーグ
音楽ジョニック・ボンテンプス2023年製作/127分/G/アメリカ
原題:Transformers: Rise of the Beasts映画.comより引用
今回はネタバレなしのチョットだけ誉め解説モード。
トランスフォーマーはこれでいいいんだよ!(力説)
みんな、ベイに比べてベイに比べてベイに比べてベイに比べてって、ゆうけどさ、トランスフォーマーって本来こんな感じでユルイの。
だから本作は、もっているユルさをきちんと踏襲しただけでも及第点は上げられる。
このシリーズの功労者に対してアレだけども、大体マイケル・ベイことベイやんは何でも大袈裟に演出しすぎる。というよりも緩急がつけられない奴で、いつも盛ってゆく。
盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る、盛る。
盛り過ぎや!
つまり演出ができん奴や。
でも、盛るから、鑑賞者はまるでクスリを注入された者として感覚が麻痺してゆき、やがては常軌を逸して「もっと、もっと、もっと!」と求めてしまうところがある。
ベイの映画は鑑賞というよりも刺激。単なる刺激。
踊るアホウに見る阿呆、同じアホなら踊らなソンソン!なノリ。
もう宗教。
それを求めるなんて、みんなどうかしている。
でも、自分も2007年の実写シリーズ第一作目は「ベイやんだから仕方がないか」とあきらめてしまったところもあったが。これが十年も続くとは思わなんだよ。
まぁ、外伝的位置にあった『バンブルビー』(2018)はジュブナイルな良さが感じられて悪くはない。むしろベイやんに比べて好印象だったのだが、これも本来の雰囲気かといえば、そうとも思えなかったのも、また確か。
そして、伝え聞くところによると本作は『バンブルビー』の批評&興行的成功を受けて監督に『クリード 炎の宿敵』(2018)のスティーヴン・ケイプル・ジュニアで再スタート。これがちゃんと分かっていて良い。
トランスフォーマーは中華満漢全席でもフランス料理フルコースでもない、大衆食堂!
『孤独のグルメ』の井之頭五郎のコレ ↓ こーゆーので良いんだよ、こーゆーので。
トランスフォーマーはこれで良い。
でもまぁ、個人的にはHIPHOの知識というか情報があれば、もうチョイとノレた気もするが、これはもうしょうがないと諦めた。
あと、本作のラスボスである<ユニクロン>が「星を喰らうほどのバカでかい奴」くらいの説明しかないので、もうチョイ具体的な描写が欲しかった。
しかしだ、最大のツッコミはこれだ……
お前もユニバースかよ!
ねえ、ねえ、そんなにユニバースがいいの。TF単体でいいじゃない。そりゃビジネスとしてなら当然だし自分も同じ立場ならやっちゃう可能性は大いにあるけど。
なぁ…(溜息)
あ、ビーストに関しては不満はないス。
劇場で鑑賞。