ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
ストーリー
アメリカのとある森に、地球の植物を調査するため宇宙船が飛来する。人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去りが、その際に1人の異星人が取り残されてしまう。森のそばに暮らす少年エリオットは、その異星人と出会い家にかくまう。兄と妹を巻き込み、E.T.と名づけた異星人と交流を深めていくエリオットたちだったが……。
スタッフ
監督スティーブン・スピルバーグ
製作スティーブン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ
脚本メリッサ・マシソン
撮影アレン・ダビュー
音楽ジョン・ウィリアムズ1982年製作/115分/G/アメリカ
原題:E.T. the Extra-Terrestrial映画.comより引用
今回はネタバレありの解説モード。
さて今回は(も)サラッとゆく。
コノ作品ついては今さら言う事無いだろう。スピルバーグが撮った名作なのは誰でも知っている。
自分もその辺のあたりはブログに書いた事がある。
でも、自分はあの時に素直に感動できなかった。子供なのに子供ぽっくて説教臭いと感じてしまったからだ。
実は、コノ作品を観る前に同じ感触のヤツをテレビで観ていたらしくてソノ作品とダブっていたからでもらしいのだけども、それが子供の頃なのでどうしても思い出せなかったのだが、数十年後に偶然にも再鑑賞ができで「ああ、これだった」と。
タイトルは『星の国から来た仲間』(1975)。内容は孤児院に引き取られた記憶喪失のトニーとティアの兄妹が、金儲けを企む大富豪達の手から逃れるために唯一の手がかりである地図を元に偶然そこに居合わせた子供嫌いの老人ジャクソンを巻き込んで逃避行をする物語。
-- ちなみにコノ作品は原作があって著者はアレグザンダー・ケイって人なのだが、この原作は今や名作TVアニメとして知られている『未来少年コナン』の原作者でもある。
‐‐ もうこれ以上の説明はいらないよね。原作と大幅に違うのも。
『E.T.』はその『星の国…』から影響を受けている。
まあ、まずはこれを見て。
でしょう。
かつてスピルバーグは再編集版を出す際にデジタル画像処理技術でショットガンをレシーバーに変えてファンから顰蹙を買った過去があるが、あの瞬間が欲しかっただけで、そこんトコロそんなにこだわりがなかったってことだろうな。
さて、本旨は終わったので、付け足しとして四方山話を書いておくと、コノ作品はハートフルなコメディ調の作品なのだが、悪役にその手の出演が多いレイ・ミランドとドナルド・プレゼンスの二人にそういった配役をさせているのが個人的なポイント。
さらなる付け足しとして、『E.T.』はコノ作品だけではなく、続編である『続・星の国から来た仲間』(1978)からもアイディアをいただいているが、そこに出演した悪役が『何がジェーンに起こったか』デビィ・デイビスと『吸血鬼ドラキュラ』のクリストファー・リーそしてアンソニー・ジェームズ。
ベティやリーはわかるけど、ジェームズって誰よそれ?と問われたら、知る人ぞ知るホラー映画の『家』(1976)に出演したあの不気味な運転手。
落ちなかったが終了。
あと、『星の国…』と『続・星の国…』の監督は『ヘルハウス』(1973)のジョン・ハフです。(無理矢理なさらなる付け足し)
DVDで鑑賞。