ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
今回は映画館で観た4作品について軽く書いてみたいと思います。あらすじはめんどくさいので書きません。
ちなみにネタバレなしのサラッとモードです。
⭕月❌日
『ザ・フラッシュ』を映画館で鑑賞。
とりあえず、作品外のゴタゴタはいったんおいて、マルチバースとタイムループの組み合わせという設定を飲み込めばケッコー楽しめる出来上がりにはなってはいる。ただ主人公のフラッシュことバリーの設定が劇場公開されたジョス・ウェドン版ではなくメディアスルー公開のザック・スナイダー版によってはいるが、冒頭から能動的なアクションはバットマンがやってフラッシュは人命救助で活躍させる描写をして、それがコノ作品における彼の立ち位置と作品内のルールを暗に示すことでドラマとしてのキモは抑えている。
まぁ小ネタが楽しいが、本質は暗い。あとバットマン好きはニヤニヤする。
⭕月❌日
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を映画館で鑑賞。
「スパイダーマンってこんなにいるんかい!」と驚くほどのコミック、実写、アニメ、レゴなどに登場してきたスパイダーマンが一同勢ぞろいのてんこ盛り作品。でも、東映スパイダーマンとレオパルドンは出てこない。これだけ多いと普通ならゴチャゴチャして見にくいはずなのに、レイアウトがしっかりと配置されているおかげか見づらさは感じられない。
ドラマはスパイダーマンのお約束を利用しての「規範を押し付ける者とのモラハラをめぐる戦い」になっていて、ヤッパリ暗い。しかも結果は後編だってさ。
⭕月❌日
『忌怪島 きかいじま』を映画館で鑑賞。
『呪怨』の清水崇の村シリーズはどうも終了しての新しいシリーズになるのでしょうか?村でのお約束だったアッキーナはココでは出てこないし。しかし、やっている事は村シリーズと同じで「因習に囚われている者達の怨念」を恐怖と切なさを一緒にして描いているのだけれども、これが昨今のARこと仮想現実があの世と繋がってしまうという超展開で、これが飲む込めないと、マッタク楽しめない。
ぶっちゃけ、ホラーでインセプションなドラマやったモノで。怖かった?と言われたら「う〜〜〜ん゙」だが、好きかダメかと聞かれたら、まぁ好き。
⭕月❌日
『ヴァチカンのエクソシスト』を映画館で鑑賞。
この作品については上映終了後にすれ違った若者2人の「思ってたより怖くなかったけど面白かった」が最もコノ作品を表している。簡単にまとめてしまえば、ホラーよりも勧善懲悪アクション映画としての面白さがある。大体、圧が強烈な巨体のラッセル・クロウが原付に乗っている絵面がもうズルい。マンガ用語で言えば「キャラが立っている」。
キモである除霊も「悪魔相手にどうマウントをとるか?」に終始していて格闘技と変わらない。だから謎解きの要素も含み「どうやって勝つか?」に展開していて、ホラーの不穏さ気味悪さよりもアクション映画の感覚に近い、拾い物的な逸品になっている。
今回はこれにて終了。