ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略][誤字修正有]
とても良かった! 『ドリーム』の感想がコレ。アフリカ系アメリカ人女性の地位向上をテーマに描かれた内容も教条に陥らずユーモラス --しかし批判は辛辣-- で軽やかだ。明快な科学賛歌がアメリカならではのところもある。
それに宇宙開発史を裏から見る楽しみもある。『イミテーション・ゲーム』に連なる数学映画の側面もある、だってFORTRAN言語やオイラー法が出てくるんだから。とにかく感情移入の幅が広い。エンタメとしても理想的だ。
そして、この映画、原作を読んでいるとかなり脚色がされていて史実よりかといえば映画『ライトスタッフ』の裏話的な側面でのマーキュリー計画が強調されているのも個人的には嬉しい。
簡単にいうと、みんな観なさい!だ。
それを支えるのは宗教や慣習とは別の価値観である科学(技術)なのだが、今回はそれについて自分がこの映画で感じたことを書いてみます。
こちらもお願いします。
ここから先はネタバレになります。観ていない方にはおススメできません。
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