ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
あるイギリスの田舎町。幼い頃に母を亡くした高校生のアナは、現在は父トニーと2人で暮らしている。夢も希望もない町にうんざりしていた彼女は内緒で卒業後一年間のオーストラリア旅行を計画してバイトをしていたが、大学入学を望んでいたトニーにバレてしまい嫌悪な雰囲気に。仲直りしないままアナはバイトに、用務員のトニーは学校に入ってしまう。翌日、バイトから帰って寝ていたアナは幼馴染のジョンと学校に登校するが、そこは昨日までの住んでいた世界とは一変していたのだった。
ジョン・マクフェール監督
またしても自分が提唱した仮説が立証された。
ゾンビカレー味説がだ!
ゾンビはどんなジャンルでも美味しくしてしまう魔法の調味料だということをだ。
この映画、実はホラー映画ではなく、グレタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』と同じ青春映画であり、故郷からの旅立ちを描いたドラマだ。
だから、ドラマとしては主人公アナの故郷に対するアンニュイな感情と、いざ離れる段になると沸き上がる寂寥感が当然のように描かれる。
バックにはゾンビがいるけど。
それを補強するかのように幼馴染のジョンと友達との別れがあり、親との喧噪からの和解と別れも当然に描かれる。
バックにはゾンビがいるけど。
もちろん嫌な先生もいる。
もちろんバックにゾンビもいる。
どこかで見たことがある感想だけど、
気にしちゃダメ~~~♫
ドラマの構造とテーマは『レディ・バード』とまったく同じなのだけれども、宗教かゾンビかの違いだけでしかない。
だから、ミュージカルだからといってゾンビが踊りだすとコミカル感が強くなって、青春映画特有のアンニュイな感覚が減ってしまう可能性があるのでできなかったのかもしれない。あくまでも基盤はコメディではなく青春。
青春とミュージカルでいえばアラン・パーカー監督の『フェーム』に近いし、両作を結びつけるのがホラーミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』なのは当然と云えば当然なのかもしれない。-- ヒント:クライマックス。
何でこんな妙ちくりんなアイディアが生まれたのか分からないけど歌曲はしっかりしていたし、楽しかったから良し!
『レディ・バード』少し寝落ちしてゴメンね(どさくさに紛れて懺悔)
どこかで
ANNA AND THE APOCALYPSE Official Trailer (2018)
アナと世界の終わり [Explicit] (オリジナル・サウンドトラック)
- アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
- 出版社/メーカー: UMGRI Interscope
- 発売日: 2018/11/23
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
ロッキー・ホラー・ショー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る