ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
カナダの鉱山で爆発事故が発生し、作業員26人が地下に閉じ込められる。高い運転技術を誇るマイク・マッキャン(リーアム・ニーソン)ら4人のトラックドライバーが、30トントラック3台に分譲して救出に用いる装置を運搬する。30時間で鉱山内の酸素が尽きることから、彼らは最短ルートを選ぶが、そのルートは氷でできており、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で割れてしまうという危険な道だった。刻々とタイムリミットが迫る中、マイクたちは決死の思いでハンドルを握る。
シネマトゥデイより引用
映画とはポエムです!ポエムとは映画でもあります。それでは大いにポエムちゃいましょう!
今日のポエム
トラック野郎TRKTRKTRK一番星!
今回はネタバレなしの心地よい誉めモード。
拾い物的な面白さだったよ。
まぁ、最近のリーアム・ニーソン主演作は大体がこんな感じで、ニコラス・ケイジ主演作みたいに当たりはずれの差はなくて、当たりの部分が大半。
当たりといっても「大当たり!」とかではなくて、期待よりもチョイ面白かったとかの感じ。正規料金で観ると、チョット得をした気分になるが、貯まっていたポイントで観ると、とても得をした気分になるタイプの作品。
安定のニーソンアクション。
だから、まぁ後は観ている者の気分、つまり自分の感情という事になる。
そして今回は自分のツボに見事にハマった。
だって、大型トラックのアクションだよ!ケンワースだよ!ケンワース!
そして、『コンボイ』(1978) 『トランザム7000VSパトカー軍団』(1980) 『007/消されたライセンス』(1989) 何かの巨大トラックアクション好きには堪んない作品なんだよ。
冒頭でいきなりマイニングトラックが転落するし、ローレンス・フシュバーンが運転する自家用車はピックアップトラック(フォードF‐450) だし。
まさに大きいことはいいことだ。の世界。
ちなみに、予告を観る限り本作は、あの、名作『恐怖の報酬』(1953) を連想するだろうけども、その部分は前半だけで、あとはニーソン本来のアクション映画となってゆく。
なので、そのノリは先に上げたトラックアクション作品群と東映の『トラック野郎シリーズ』からギャグを抜いた様な感じ。
それに付け加えると役者陣がいい感じで、アンバー・ミッドサンダーやベンジャミン・ウォーカー -- 彼は『リンカーン/秘密の書』(2012) でリンカーンを演じているから本作では動く、動く、動く -- が脇に回ってオイシイところを取ってゆくし、一番の儲け役はニーソンの弟ガーディを演じたマーカス・トーマス。彼が思いの外の大活躍!
そしてフッシュバーンが、まさかのセガール枠という意外性。-- 観たら、「ああ、あの枠ね」と誰もが納得。
でも確かに、大元の設定には無理があって、大味なのは確かだけども、ニーソンアクションにそんなモノなど求めていない層は数多くいるはずなので、それを無視してみれば小技の効いたアクション作品としてキレイにまとまっている。
クドいが、過剰な期待はしないこと。
でも、はたらくくるま🚚大好き族はかなり楽しめるぞ!
劇場で鑑賞。