ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
今回から新しい試みとして最近観た映画の感想をサラっと書いてみました。
❌月⭕日
CATVで『クイック&デッド』を再鑑賞。
主演はシャロン・ストーン。脇にジーン・ハックマン、レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウと豪華なキャスティングだが、当時名が知られていたのはストーンとハックマンだけ。ディカプリオとクロウはまだ無名の方だった。そしてストーンはサスペンススリラー『氷の微笑』でついた妖艶な毒婦のイメージを払拭しようとしている。監督はサム・ライミ。ライミもまたホラー以外も撮れる監督として試行錯誤をしていた頃。そんな二人がタッグを組んで出来上がったのは正統派というよりもマカロニ・ウェスタン風。公開当時はその荒唐無稽さを批判されたが、当時観ても面白かったし、今でも面白い。そろそろ再評価されても良いかも。
❌月⭕日
CATVで『アラン・ドロンのゾロ』を再鑑賞。
www.imdb.com快傑ゾロと今ではアントニオ・バンデラスの方が知られているが、子供の頃テレビで観たこの作品も馴染みだし、吹替しか観たことがないし、DVDは買うほどの気はないし、これを期に見直す事に。ドロンのヒーロー物といえばこの作品と『黒いチューリップ』(これは未鑑賞)などがあるが、この作品は明朗快活娯楽路線なので、いつものカッコいいドロンのゾロと脆弱な総督なドロンのコメディ演技を交互に楽しめる趣向になってはいるけども、ドロンというスターを知らない人からみればどう感じるのだろうか?個人的には懐かし楽しめたけども。
❌月⭕日
CATVで『110番街交差点』を観賞。
久しぶりに観賞……と思っていたら、コレを観るのははじめてだった。どうやら過去に切り貼りされた動画や同タイトルの主題歌がタランティーノの『ジャッキー・ブラウン』に使われていたりで、そのあたりに混乱が起こって観た記憶になっていたとしか考えられない。警察とマフィアがズブズブな関係な街で底辺から這い出るためにマフィアの金を横取りした黒人男3人と正義感溢れる黒人刑事が絡む、まさに交差点的な物語とドラマで、編集がザラザラした繋ぎなのだが、『ダーティハリー』の人が編集の一人に入っているので納得。
❌月⭕日
CATVで『ゴジラ対ヘドラ』を再鑑賞。
子供の頃、怪獣映画のノリで観始めたら、思っていたよりも怖いベクトルで『グエムル-漢江の怪物-』や今なら『NOPE』な演出だったためにチョイとトラウマになったり、青年期だと「これがアヴァンギャルドというやつか」で納得していたこの作品を日本映画専門チャンネルが4Kデジタルリマスターして2Kダウンで放送したので、久しぶりに観直したが、鮮明になったせいか、どぎつさがより強くなってアヴァンギャルドに奥行ができたって感じで「やっぱ―子供が観る映画じゃねえ!」な感想に。主人公は子供なんだけどもねぇ……ただアヴァンギャルドだけども、ドラマはストレートなので、おなじく4Kデジタルリマスターされて2Kダウ(以下省略)された『マタンゴ』には勝てていない……かもだ。
今回はこんな感じで終了。