ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
今回も前のめりになって書きたい作品が無い。
そして忘れ気味だが、これでも自分のブログはSF映画中心のブロガーなので、最近劇場で観た作品の簡単な感想を書きました。ただし、気乗りはしないので、今回はチョイと辛目。そんなに褒めたり入れ込んだりもしないし、むきになって批判をしない書き方になっておりますので、その辺はYOROSIKU!
◯TANG タング
デボラ・インストールの『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の映画化なのだが、自分は未読。でも、今回この簡易レビューを書こうと思ったのはこの作品の武田鉄矢がとても良かったからだ。
鉄矢サイコー!
でもまぁ、見るべき所はソコしかない作品でもある。監督の三木孝浩はアメリカ的なハートフルドタバタコメディを作品上に再現しようとしていて、それはほとんど巧くいってはいるが、何かこう最後のピースが上手くハマらなくて結局は締まり具合がよくない出来上がりになってしまっている。これは監督の力量不足というよりもドタバタコメディに必要なパフォーマンスでの笑いにかけているからだろう。コメディアンは出演しているが、彼らの笑いはしゃべくり主体でパフォーマーではないし、主演は真面目に演技しているしで、どうもこう、はじかない。それが作品に滲み出ている。
でも、鉄也は最高!
多分、ここでは彼だけがパフォーマンスをやっているからだろう。
〇夏へのトンネル、さよならの出口
第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞した八目迷の同名小説をアニメーションで映画化。とはいえ、原作は読んでいないし、読んだとしても今ではそんなに心もゆさぶれないだろう。事実、この作品を観てもそうだった。
ぶっちゃけ、出会うタイミングが悪かった。としか……
なので、作品そのものに悪いところはないが、物語は二人のキャラだけで進むので、ドラマのレンジは狭い。同じアニメ映画でも新海作品や細田作品は無理矢理に世界を巻き込むから、良し悪しは別として作品がちまたで語られているところがあるのだが、この作品はこじんまりと自己完結にまとめられた感が強く、よほどのファンでなければ話題にもあがらないだろう。
まぁ、逆にいえば好きな人には宝物みたいなアニメだな。
だから、数年後「この作品大好きなんですよ」と告白した奴とは良い付き合いになるはずだから、ソイツとは本意を明かすべきだと、オジサンの自分は思うの。
〇雨を告げる漂流団地
「子供たちだけで漂流でサバイバル!」とか聞くと楳図かずおの『漂流教室』とか、さいとう・たかをの『サバイバル』をスグに思い出すオジサンこと自分だが、この作品では、そうゆうヘビーな展開はない。作った監督が『ペンギン・ハイウェイ』の石田祐康なので、その辺は緩やか。物語の主軸は小学生男女の二人と団地との思い出で、メッセージは、いわゆるちょっとした「団地あるあるエッセイ」とか小難しくいえば「団地論」になっている。そして「お別れ」のドラマがコノ作品。
でも、どこか冗漫なんだよな。
原因はハッキリしていて、ドラマにしては二人ほどキャラが多い。おそらく男女というステレオタイプ的な配役を避けようとしたのだろうだけども、それが作品そのもののライド感を邪魔している感が強い。だから、クライマックスへの流れがよろしくない。〇〇〇の墓場という設定や画づくりは好きなタイプなんだけどもねぇ。
あ、言っとくけどこの作品は子供向けです。それを踏まえて、この感想を吟味して。
もうちょいと付け加えると、何か、こう、肝心の子供が観ても感動しない気がするの。
今回はこんな感じで終了。